俳句
荒川区は平成27年3月に「荒川区俳句のまち宣言」を行い、「俳句のまち」であることを区内外に発信し、俳句文化の裾野を広げ、豊かな俳句の心を育む取り組みを進めています。
「行春や鳥啼魚の目は泪」
元禄2年3月この句を矢立初めの句として
松尾芭蕉はその生涯をかけ「奥の細道」へと旅立ちました
芭蕉が渡った千住大橋は江戶と東北の地を結び
私たちを俳句の世界へといざなう大橋として
昔もいまもこれからも隅田川に架かります
私たちの暮らすまちには人々が行き交い
芭蕉の想いと四季折々の美しさに導かれ
子規が一茶が山頭火がこの地で俳句を詠みました
「五・七・五」17文字の無限に広がる世界の中で
私たちは思いを伝える力をもちます
新しいものを創りだす力をもちます
世界中の人たちと心を結ぶ力をもちます
荒川区は
俳句の魅力を次代につなぐ架け橋として
子どもから大人まで俳句文化のすそ野をひろげ
豊かな俳句の心を未来に伝えることを誓い
「俳句のまちあらかわ」を宣言します
平成27年3月14日 荒川区
- 起草委員会委員長 対馬 康子
- 委員 金子 兜太
- 小池 寛治
- 佐々木 忠利
- 銭谷 眞美
- 西村 我尼吾
荒川区立図書館ではその一環として、平成29年3月にゆいの森あらかわ内に「現代俳句センター」を設置しました。また、各図書館に俳句特別コーナーを設置しています。
近世の資料を南千住図書館が、現代の資料をゆいの森あらかわが所蔵することにより、幅広い俳句資料を皆様にご提供しています。