としょかんだいすき(小学校中・高学年)

新しい世界に挑戦しよう 本が背中を押してくれる。

  • 掲載日:2019年4月1日

河童のユウタの冒険 上巻 下巻

河童のユウタの冒険  上巻 下巻

  • 斉藤敦夫 著
  • 福音館書店

河童のユウタは、静かな湖で魚や鳥たちと、仲良くのんびりと暮らしていました。
ある日、不思議なキツネに声をかけられて、よくわからないまま、水源への旅が始まります。
ユウタとキツネのアカネ、天狗のハヤテ、会ったばかりの三人が小鳥やイノシシに助けられ、カラスや影、カメラマンたちに追われながら、水源へと近づきます。
厚い本の上下二冊。さあ、読書の冒険へ出発!

チキン!

チキン!

  • いとうみく/作 こがしわかおり/絵
  • 文研出版

ある日、真中(りん)という転校生がやってきた。
ぼくは彼女(かのじょ)将棋(しょうぎ)(こま)香車(きょうしゃ)のような、まっすぐ前にしか進めない一本気な強い人間だと思った。
それに引きかえ、(あらそ)いごとが(きら)いなぼくは、面倒(めんどう)なことから距離(きょり)()こうとする平和(へいわ)主義(しゅぎ)な弱い人間だと思う。
まちがっているとわかっていても気づかないふりをするぼく。そして、いつもまちがっていないけれど不器用(ぶきよう)(てき)が多い真中さん。
本当の強さって何だろう。本当の(やさ)しさって何だろう。
4月、新しい始まりに君も考えてみよう。

きみが世界を変えるなら 言葉を武器に変えて

きみが世界を変えるなら 言葉を武器に変えて

  • 石井光太/著
  • 偕成ポプラ社

先生に行きたくない進学先をすすめられた。親に兄や姉とくらべられる。
そんなとき、どうしますか?
この本は、(なや)みをかかえているとき、「言葉の力」でまわりを()えていく方法(ほうほう)(しょう)(かい)する本です。
なぜ大人は自分の考えを子どもにおしつけるのか。
作者はそのしくみをわかりやすく説明(せつめい)し、解決(かいけつ)(さく)提案(ていあん)します。
それは、自分がどうしたいかを言葉にして(つた)えること。味方をふやせば、悪い状況(じょうきょう)を少しずつ()えることができるのです。
「大人はわかってくれない!」とあきらめる前に、この本をひらいてみてください。
シリーズ他2(さつ)