くるみは、小学4年生。ある日、くるみのおじいちゃんが住んでいた家が火事になってしまったので、一緒(いっしょ)に住むことになりました。
おじいちゃんは元大工で、木でいろいろなものを作ります。イモにしか見えないコイだったり、ブタかコアラみたいな犬だったりと、おかしなものばかりで、くるみとお友達のマナちゃんは大笑(おおわら)い。新しい家も自分で建(た)てたのですが、床が斜(なな)めになっていてとても住みづらそうなやっぱりおかしな家です。ところが、おじいちゃんが作るものは、おかしいだけではなくてヒミツがあるみたいなんです。

アメリカン・ツリー・フロッグは、ふわふわなあわの家。シロアリは、300万匹(まんびき)がいっしょに暮(く)らす大きなタワーマンション。チンパンジーは、毎日新(しん)築(ちく)の木の葉のベッド。動物たちが住む家は、場所も形もみんなユニークなものばかり。
どこに作るの？どうやって作るの？材料(ざいりょう)は何？敵(てき)から身を守るため。大事な赤ちゃんを育てるため。恋(こい)人(びと)に気に入ってもらうため。動物たちは、自分たちで工夫(くふう)しながらかいてきな家を作る建築家(けんちくか)です。
身近では見ることができない動物たちの、生態(せいたい)や家のしくみが、かわいいイラストでしょうかいされています。

季子(ときこ)たち一家は“お屋敷(やしき)”とよべるほどの、りっぱな庭つきの一戸建(いっこだ)てに引越(ひっこ)すことになった。父さんと母さんはうきうきしていたけれど、りっぱな家を格安(かくやす)でかし出すなんてあやしいと、季子は悪い予感がしていた。新居(しんきょ)でカレーを食べていると、あらわれたのはおばさんの幽霊(ゆうれい)。「あなたたちが、この家に住むのにふさわしい人たちかどうか、たしかめにきた」という。季子たち一家は、幽霊のしけんをパスできるのか？おばさんの幽霊の本当のねがいとは？