みなさん、算数は好(す)きですか？
江戸(えど)時代には、「和算」という日本独自(どくじ)の算数がありました。江戸(えど)時代にタイムスリップして、困(こま)っている人たちを算数の力で助けましょう！解(と)き方がわからなくても自由な発想で知識(ちしき)を使い、謎解(なぞと)きのように答えにたどり着くことができます。
なんと、本を監修(かんしゅう)しているのは、元荒川(あらかわ)区(く)立第三峡田(はけた)小学校の校長先生です。
シリーズで、「算数ミステリーツアー」「目指せ！算数クイズ王」もあります。
和算の考え方を知れば、これから役立つこと間違(まちが)いなしです。

父親が経営(けいえい)するピクルス百貨店(ひゃっかてん)の店番をしているエルシーの前に魔女(まじょ)のマゼンタがあらわれました。一週間、留守番(るすばん)をしてくれるアルバイトをさがしていたのです。
バイト代は、ほしかったくつと、ピクルス百貨店(ひゃっかてん)の過去(かこ)十年の売り上げ合計よりずっと上の金貨(きんか)21枚(まい)！エルシーは引き受けることにしました。
マゼンタの住む魔女(まじょ)の塔(とう)には、奇妙(きみょう)なご近所さんたちが次々やってきます。
木こりに恋(こい)したシルフィーネのために縁結(えんむす)びの特効(とっこう)薬(やく)を作ったり、さわがしくって、面白くって、すてきな一週間が始まります！

ゆりの木荘(そう)は、もとは立派(りっぱ)な洋館で、不思議(ふしぎ)な魔法(まほう)がかけられているという言い伝(つた)えがありました。いまは老(ろう)人(じん)ホームとして、サクラさんたち6人のおじいさんとおばあさんが暮(く)らしています。ある日、サクラさんは、なつかしい手まり歌を耳にしました。その歌を歌ってみると、風がふきわたり、まわりの景(け)色(しき)がとけだしました。風がおさまると、そこには、子どもになったサクラさんたちが！ゆりの木荘(そう)は、その住人たちもいっしょに、時間が巻(ま)きもどってしまったのです。どうやら、サクラさんには、77年前にこの家でかわした“約(やく)束(そく)”があるようなのですが…