トガリネズミのトガリィじいさんのもとに、今夜もキッキ、セッセ、クック、3びきの子ネズミがやってきました。「よぉし、トガリ山のぼうけんの、つづきをはじめよう」
今夜のお話はトガリィじいさんと、てんとう虫のテントの大冒険(だいぼうけん)。夕方から夜にかけての、トガリ山でのいろいろな体験(たいけん)が語られます。ヤマバトの夫婦(ふうふ)の話、日暮(ひぐ)れ時のネコの話、キツネに襲(おそ)われそうになったあとでヒメネズミと出会った話……。中でも、キノコのお話はスリル満点(まんてん)！
月夜の晩(ばん)に起こったちょっと不思議(ふしぎ)なお話、月あかりの下で読んでみませんか。

夜空に浮(う)かぶ月。他の星に比(くら)べてとても大きく見えます。
月は地球から一番近くにある星で、地球以外で人間が足を踏(ふ)み入れた、ただひとつの星です。一番近い星といっても、月と地球の間には地球を30個(こ)も並(なら)べたぶんの距離(きょり)があります。
この本には、月の形や大きさが変(か)わることや、日食や月食が起きる理由などが書いてあります。昔の日本の人たちが、どれだけ月と親しく付(つ)き合っていたかもわかりやすく書いてあります。
月にくわしくなったら、もう一度夜空を見上げてはどうでしょう。

最近(さいきん)、母さんの様子がおかしいと思っていたら、ある夜、母さんはぼくに何も言わずどこかへいってしまった！　その夜あらわれたのは、ぼくと同じくらいの大きなしゃべるねずみだった。このねずみも母さんをさがしているらしい。母さんは、このねずみたちにたのまれて、らくだのキャラバンをひいて、ある荷物を日吉山(ひよりやま)へはこぶことになっていたというのだ。
ぼくは母さんのかわりをすることになったが、いつものぼくの町のはずが、おかしなものが次々あらわれて…。ぼくは無事(ぶじ)日吉山(ひよりやま)へたどりつけるのか？！