としょかんだいすき(小学校中・高学年)

秋の夜長に読みたい本

  • 掲載日:2026年9月25日

『子ぎつねと音のなる石』

  • くすのきしげのり/作 
  • 酒井以/絵 
  • あかね書房

 「ジン」という名のわかい音楽家は、きままに旅をしながら曲をつくっていました。
 ジンが四国のいなか町にとまったときのことです。ジンが歌を口ずさんでいると、いつのまにか小さな女の子がきいていました。ジンは女の子から、ひとつの石を受け取り、ためしに打ってみました。それは打てば、カーンときれいな音のなるカンカン石だったのです。宿のおかみさんには、きつねにばかされたと言われたものの、つぎの日の夜も、ジンは石を打ってみました。
 心をすませてカンカン石の音にききいっていた、あの女の子はあらわれるのでしょうか。

『復活!まぼろしの小瀬菜だいこん 』

  • 野泉マヤ/文
  • 丹地陽子/絵
  • 文研出版

 六年生になった鈴(すず)は、ママの実家の近くで、白い小さな花の花畑を見つけました。わくわくした鈴はお花畑へ飛(と)びこみました。でもそこは、小瀬(こぜ)菜(な)だいこんという伝統(でんとう)野菜(やさい)が栽培(さいばい)されている畑だったのです。
 こだわりのごまドレッシングを買いに行った自然(しぜん)食品(しょくひん)の店で、使われている「金ゴマ」も伝統野菜だということを知りました。伝統野菜について生き生きと話す牧人(まきと)と出会い、引(ひ)っこみ思案(じあん)だった鈴は伝統野菜とかかわることになっていきます。

『こんにちは弱いロボット』 

  • 岡田美智男/作
  • 早川世詩男/絵
  • 偕成社

 「ロボット」というと完(かん)ぺきなイメージがありますが、この本で紹介(しょうかい)されるロボットは弱いロボットです。モジモジするロボット、ものわすれするロボット、ただ手をつないで歩くだけのロボット、そんな「いやし系(けい)」ロボットがたくさん紹介(しょうかい)されています。ロボットの完全(かんぜん)ではない部分を人間が補(おぎな)う。すべてができなくていい、できないことはまわりと助け合っていいんだよ、と教えてくれる一(いっ)冊(さつ)です。。