としょかんだいすき(小学校中・高学年)
今年の夏は、何を読む?
- 掲載日:2020年7月1日
からすてんぐのジェットくん
- 富安陽子/作 植垣歩子/絵
- 理論社
黒いつばさとくちばしを持った、カラスてんぐのジェットくん。
朝ごはんは、「谷間のきり」です。気温や地形で味がかわるそうですよ。ふしぎでしょう。
学校では七百さいの先生に教わって、てんぐのしゅぎょうにはげみます。
今日は、うちわで風をおこすじゅぎょうです。うちわのヤツデも、自分でたねからたいせつに育てます。大きく育てるコツは、まいにちの水やりと、ほめておだてることですって。
風おこしのじゅつは、むずかしく、たくさんの練習がひつようです。自分のうちわをしんじることもだいじです。さて、うまくいくでしょうか。
ダーウィンの「種の起源」 はじめての進化論
- サビーナ・ラデヴァ/作・絵 福岡伸一/訳
- 岩波書店
みなさんは「種(しゅ)」って知っていますか。世界には、たくさんのいきものがくらしていますが、見かけが似ているなかまのことを「種」といいます。たとえば、うさぎ。よく見てみると、同じうさぎでも、耳の長さがちがったり、色のちがうものもいます。どうして、おなじ「種」でも、こんなにちがいがでてくるのでしょう。
イギリスのチャールズ・ダーウィンという人が、いきものにたくさんの「種」ができた理由を、ときあかしていきました。それを、うつくしい絵とともに、わかりやすく解説(かいせつ)してあるのが、この本です。ぜひ読んでみてください。
しずかな魔女
- 市川朔久子/作
- 岩崎書店
草子(そうこ)は、学校の代わりに毎日図書館に通っています。草子がこまっているときに助けてくれた司書(ししょ)の深津(ふかつ)さんは、お守り代わりに「しずかな子は、魔女(まじょ)に向いてる」という言葉を教えてくれました。図書館で調べものをてつだってくれると知った草子は、その言葉が出てくる本を読みたいと深津さんにおねがいします。
しばらくして草子のもとにとどいたのは、「しずかな魔女」 というタイトルがついた紙のたば。そこに書かれていたのは、二人の女の子の夏休みの物語でした。