忍者(にんじゃ)の村でそだったしのぶ。十さいになったら、家をはなれて本格的(ほんかくてき)に修行(しゅぎょう)をはじめる、というならわしどおり、ひいばあちゃんのいる東京の小学校へ転校してきました。忍者だとさとられずに、ふつうの子どもとしてとけこまなくてはいけないのですが、ことばづかい、服装(ふくそう)、持ち物…忍者の村とはずいぶんちがうようです。
転校早々、クラスメイトのあんりちゃんの色えんぴつがなくなる、という事件(じけん)がおきました。しのぶは忍者のわざをつかい、事件解決(かいけつ)にのりだしますが…。

ロズは新しいロボット。工場から運ばれる途中(とちゅう)、嵐(あらし)にあって流された無人(むじん)島(とう)で目を覚(さ)ましました。ロボットなんて知らない野生動物たちは、ロズを「怪物(かいぶつ)」と呼(よ)んでこわがっていたけれど、ロズは動物たちの言葉をおぼえてみんなと仲(なか)良(よ)くなろうとします。そんなある日、ガンの赤ちゃんがロズをお母さんだと思い込(こ)んでしまって…。ロズは赤ちゃんのお母さんに、そして島の動物たちの仲間(なかま)になることができるのでしょうか。

6月10日は「時(とき)の記念(きねん)日(び)」です。天智(てんじ)天皇(てんのう)が、水(みず)時計(どけい)で時間(じかん)をはかって、時刻(じこく)をしらせるようにした日が、いまの暦(こよみ)で6月10日だったそうです。
「時間」はいつ、どのようにしてはじまったのでしょうか。目に見えない「時間」を人はどのようにして決(き)めてきたのでしょうか。動物(どうぶつ)や植物(しょくぶつ)にも「時間」がわかるのでしょうか。
「時間」についてのなぞは、つきることがありません。この本は、身近(みぢか)な疑問(ぎもん)から宇宙(うちゅう)にいたるまで、「時間」についてのさまざまななぞに答(こた)えてくれます。