としょかんだいすき(小学校中・高学年)

お出かけの おともに この本と

  • 掲載日:2021年5月1日

おひめさまになったワニ

おひめさまになったワニ

  • ローラ・エイミー・シュリッツ/作 ブライアン・フロッカ/絵 中野怜奈/訳
  • 福音館書店

コーラひめには、遊ぶひまもありません。りっぱな女王さまになれるか心配した王さまとおきさきさまが、ひめがやることを決めているからです。おかげでひめは、1日3回おふろに入り、たいくつな本を読み、500回もなわとびをしなくてはいけません。
コーラひめはとてもがんばっていたのですが、もううんざり。犬をかいたいとおねがいしても、だれもひめの気持ちをわかってくれません。
そこでひめは妖精(ようせい)に手紙を書きました。すると次の朝、ベッドの足下にいたのは、なんとワニ!ワニは、ひめを助けにきたというのですが…。

ごはんはおいしい

ごはんはおいしい

  • ぱく きょんみ/文 鈴木理策/写真
  • 福音館書店

みなさんは「八十八夜(はちじゅうはちや)」という言葉を知っていますか。
立春(りっしゅん)(2月4日ごろ)からかぞえて88日目、5月2日ごろを「八十八夜」と言います。「米」という漢字をわけると「八十八」になり、お米づくりをはじめるのによい日とされています。いつも食べている「ごはん」はお米。そのお米は田んぼで育った、いねの実です。
ほっこりたけたごはんは本当においしいですよね。この本は、いねの実が、みなさんが食べているごはんになるまでを、うつくしい写真で見せてくれます。
晴れた5月の空には、しろい雲がもくもく。まるでまっしろいごはんのようです。この季節(きせつ)に、ごはんについて考えてみませんか。

希望の図書館

希望の図書館

  • リサ・クライン・ランサム/作 松浦直美/訳
  • ポプラ社

物語は1946年のアメリカ。お父さんといっしょにシカゴへ引っこしてきたラングストンは、ある日の学校帰り、図書館を見つけます。ラングストンのお母さんは「黒人は図書館に入れない」と言っていたけれど、そこはだれでも自由に出入りできる図書館でした。そして出会ったのは、自分と同じ「ラングストン」という名前の、詩人の本でした。
この大切な本に出会ったことで、ラングストンは少しずつ、かわっていきます。自分の心を強くささえてくれる本を、あなたも図書館でさがしてみませんか?