政府は、外国人労働者の受け入れ拡大へ向け、新たな在留資格を創設し、対象業種も増やす方針で検討を進めている。これにより、日本の労働者不足は解消されるのであろうか？
本書によれば、少子・高齢化や訪日観光客の増加により、サービス業等の顧客は次第に多様化してきている。そうした現場の変化が、外国人労働者やシニア、主婦（夫）などの潜在ワーカーに活躍の機会をもたらし、様々な形で日本経済や社会を豊かにすると説いている。
潜在ワーカーはもちろんのこと、多種多様な雇用形態で働いている人達にも、豊かさを実感できる未来がやってくることを願ってやまない。

働き方改革で話題のテレワーク。本書では、官民による導入事例から、その効果までわかりやすく解説している。
ＩＣＴ（情報通信技術）を利用した時間や場所に縛られないテレワークという働き方は、育児や介護など、仕事との両立に悩む働き手にとっても、人材を失いたくない企業にとっても有効な手段であることは間違いない。