感染しない・させないための新しい生活様式は浸透しているものの、時によっては不安やストレスを感じさせるものです。
本書では、「行動が制限されて、メリハリのない毎日で気持ちが冴えません。」といったストレスへの対処の道筋が示されています。さらに、自然災害などにより生活の基盤と心身にダメージを受けた時、そこから立ち直るために必要な、しなやかな回復力「レジリエンス」を強化するための取り組みも紹介されています。
職場の健康管理と危機管理の専門家である著者からの、働く人やそのご家族の悩みに応える一冊です。

科学作家である竹内薫氏は「数学を今使うときだ」と言っています。「大きな傾向として、世界がどうなるのか、自分の回りがどうなるのかといったことが予測できる。」のだと。
AIを使い計算をして怒られた子どもを例に、大人が経験してきたものを押し付けるだけが教育ではないということも書かれています。
数学書・科学書を今まで苦手としてきた人に本書は興味を持つきっかけを与えてくれるかもしれません。