おすすめの本
楽しい暮らし(7月)
- 掲載日:2022年7月15日
日々の暮らしを楽しんでいますか?
どんなことが好きか、どんな生活がしたいか……ゆっくり考える時間を作ってみましょう。
女ふたり、暮らしています。
- キムハナ/著 ファンソヌ/著 清水知佐子/訳
- CCCメディアハウス
- 2021年3月
「もしこれからも1人だったら、老後は一緒に暮らさない?」
こんな会話を交わしたことはないでしょうか。
本作では、実際に1人暮らしに孤独や不安を感じ始めたふたりが、40歳を目前に共同でマンションを購入し、猫4匹と一緒に生活しています。
時には激しいケンカもしますが、得手不得手を補い合い、お互いが「1番大好きな飲み友達」という大人同士の暮らしは、とても心地よく楽しそう。
多様化が進む現代の世界の中で、新しい選択肢を示してくれるふたりの「今、そばにいる人が私の家族」という言葉は、どんな立場の人にも心強く響くはず。
遠慮深いうたた寝
- 小川洋子/著
- 河出書房新社
- 2021年11月
キラキラした毎日を送っている人なんて、この世にどれだけいるでしょうか。
何もしなくても1日は平等に過ぎていきます。猛烈に勉強したり働いたりしても、ただただ寝ていたとしても。
退屈だと思った日々も言葉にすれば違った趣に感じることがあるかもしれません。
エッセイの面白さはそんなところにあります。ですから様々な方のエッセイを読み比べてみることをおススメします。
まずはこの1冊からいかがですか?
他人の日常を知ることは新たな発見につながり、自身の平凡な日常も違う色合いに見えてくるかもしれません。
ハゥ・トゥー -バカバカしくて役に立たない暮らしの科学-
- ランドール・マンロー/著 吉田三知世/訳
- 早川書房
- 2020年1月
「天気を予想するには」「約束の時間を守るには」……これらの答えをたった1冊の本で導いてくれるとしたら、ちょっと手に取ってみたくはありませんか。
人があまり考えないような、少しばかげているかもしれない楽しい実験を紹介した本です。
今までそうだったように、たぶん知らなくても困ることはないです。でも知っていたら何となく生活が豊かに感じられることがあるかもしれません。
知らないことを知ることは幾つになっても楽しいことです。たぶん周りの人は知らないことがほとんどだと思うので、たまにはひとり優越感に浸るのも悪くありませんね。