おすすめの本

江戸のあれこれ(6月)

  • 掲載日:2023年6月15日

今年のドラマでも話題の、徳川家康から始まった江戸時代。
時代劇や小説ではお馴染みの時代ではありますが
色々な角度から面白さを探してみませんか。

 

江戸移住のすすめ

江戸移住のすすめ

  • 冨岡一成/著
  • 旬報社
  • 2021年2月

 いっそのこと、江戸時代の江戸に引っ越してみませんか、こちらはそのガイドブックになります。
 内容は現代と同じような物件の探し方から、様々な職業、買い物の仕方、髪型と服装等多岐に渡ります。さらに、休日の遊び方や美味しい物の食べ歩きについてまで書かれています。
 時代小説や時代劇に興味がある方の入門書としてもお勧めできます。江戸ことばも載っていて、読んでいるだけで情景が浮かんできます。 現代と比較すれば不便なことも多いですが、楽しく過ごせそうです。 

江戸の動植物図譜 新装版

江戸の動植物図譜

  • 狩野博幸/監修 
  • 河出書房新社
  • 2020年3月

 江戸時代に描かれた動物や植物の精密な絵の写真が多数掲載されています。ページをめくる毎に次はどんな絵を見ることができるのかと引き込まれます。
 草花や鳥、魚等の動物、それに加えて虫の絵まであって、様々な色でカラフルに描かれていました。

 江戸時代にもこうした学問がありました。自分のお気に入りはカルガモの絵です。あなたのお気に入りも見つかるかもしれません。いかがですか。

江戸釣百物語

江戸釣百物語

  • 長辻象平/著
  • 河出書房新社
  • 2021年11月

 趣味としての釣りが流行したのは江戸時代からでした。
 置いてけ堀のような釣りにまつわる怪談から始まり、続いて釣り好き達の記録として当時の日記等からどんな釣り方、どの魚を狙っていたのか、またはどんな釣り竿や釣り針や錘という道具を使っていたのかがよくわかります。
 釣りのガイドブックまで当時からあったと紹介されていて、驚いてしまいます。
 江戸湾や川で、武士や町人、男性も女性も楽しく釣りをしていて、こちらも楽しくなってきそうな1冊です。