おすすめの本
MY東京(2月)
- 掲載日:2024年2月15日
私たちの暮らす東京には、歴史や文化、自然など、古いものと新しいものの融合を楽しめる街がたくさんあります。
そんな東京の魅力が満載の本を紹介します。お気に入りの東京“MY東京”を、ぜひ探してみてくださいね。
銀座に住むのはまだ早い
- 小野寺史宜/著
- 柏書房
- 2023年2月
「いつか銀座に住みたい」と願う著者。それはおいておいて、まずは家賃5万円で住めるところを求めて、東京23区をめぐります!
さて結果はいかに~。
独自の視点での各区紹介ですが、それぞれの街の空気が感じられ、著者の人柄も文体からにじみ出ていて、心和むエッセイです。
歩きながら見つけた図書館には、自らの著作があるか確認したり(荒川区では町屋図書館に来館!)、コーヒーを飲んだり、公園にいったり、こんなのんびりとした東京散歩いいな、と思わせる1冊です。
切手デザイナーの仕事-日本郵便切手・葉書室より-
- 間部香代/著
- グラフィック社
- 2022年10月
日本で発行される切手は、すべてがたった8人の切手デザイナーの手によってデザインされていることをご存知ですか?
東京・大手町の日本郵便で働く、個性も経歴も異なる彼らが作りだす切手には、それぞれの思いや、様々な技術的な工夫が込められています。
本書では、それぞれのデザイナーへインタビューを通して、奥深い切手の世界を紹介しています。読み終えた頃には、切手を買いに行きたくなるはず!
東京のかわいい看板建築さんぽ
- 宮下潤也/著
- エクスナレッジ
- 2020年2月
「看板建築」をご存知ですか?
関東大震災後、かつての伝統的な町屋に代わり数多く建設され、関東地方から全国に広がっていった店舗兼住宅の建築様式のひとつです。
正面には当時の職人や建主が自らデザインした装飾が施され、アンバランスな構成や独特のモチーフからは「楽しさ」「かわいらしさ」が伝わってきます。
この本片手に、今も東京に残る看板建築を探しにお散歩しませんか?