おすすめの本

「もしも」のイメージを持つ(3月)

  • 掲載日:2024年3月15日

今年は年始から色々なことが起こり、防災について改めて考えた方も多かったのではないでしょうか。
いつ起こるか分からない災害に備えて、「もしも」のイメージを持って生活してみませんか。

もしもに役立つ、いつものモノ選び

もしもに役立つ、いつものモノ選び

  • 松永りえ/著
  • エムディエヌコーポレーション
  • 2022年9月

 防災用具は災害時のために保管するのではなく、普段の生活の中に取り入れながら「もしも」の時のために備えましょうというのがこちらの本。こちらで紹介されている商品はいずれも普段の生活に馴染んで使えそうなものばかり。いざ使おうと思ったらまさかの期限切れ、使い方がわからなくて手こずるというのは普段の生活でもありえること。それが非常事態であれば意味がありません。今後、30年以内に首都直下型地震の発生率は70%以上といわれています。普段の生活をする中に「もしも」を取り入れてみてはいかがでしょうか。

家族でそなえる防災・被災ハンドブック

  • 天野勢津子/作・絵
  • イースト・プレス
  • 2023年1月

 普段から防災を意識して生活していますか。防災グッズは準備しているから大丈夫、そう考えた方はまだまだ防災に対する備えが足りないかも。この本の著者は阪神・淡路大震災の経験者。その実体験から生まれた防災への知識や視点は、災害未経験者の想像をはるかに超えています。「その日に備える」「その日がきた」「被災時におけるからだとこころの健康管理」「生活再建」ほか、テーマごとにイラストを使ってわかりやすく防災対策が書かれています。ご家族や周囲の方々と今一度、防災対策について話し合ってみてはいかがでしょうか。

自衛隊防災BOOK2

  • マガジンハウス
  • 2019年10月

 災害時に頼りになる自衛隊。そんな危機管理のプロフェッショナル自衛隊が、大雨や地震などの災害別に彼らのノウハウを教えてくれます。水が入りにくい土嚢の積み方や、アルミホイルと新聞紙を使った簡易寝袋など自衛隊ならではの防災テクニックから、鼻血が出たら、トゲが刺さったらなど日常生活でも役立つアイデアまで129も紹介されています。「もしも」の時のためにこれを読んで備えておけば、身近なもので冷静に対処できそうです。2018年出版の『自衛隊防災BOOK』もありますので、そちらも併せて読んでみてください。