おすすめの本

仕事と家庭

  • 掲載日:2018年5月15日

人生の悩みは、数々あれど、仕事と家庭の両立は、永遠の問題かもしれません。
環境や立場で、問題も様々です。
理想と現実、体験にもとづき、わかりやすく書かれた本を紹介します。
人生の悩みの解決方法を探せるかもしれません。

仕事と家庭は両立できない? 「女性が輝く社会」のウソとホント Unfinished Business Women Men Work Family

仕事と家庭は両立できない? 「女性が輝く社会」のウソとホント Unfinished Business Women Men Work Family

  • アン=マリー・スローター/著 関美和/訳 篠田真貴子/解説
  • NTT出版
  • 2017年8月

国は違えど、人生の悩みは同じようです。
この本の著者は、地位も名誉もあるアメリカの女性です。そんな著者にとっても、育児や介護等の家庭と、仕事の両立は簡単ではありませんでした。
日本とアメリカ。環境は違いますが、問題は変わりないようです。
改善するには、社会が、組織が、家庭が、そしてパートナーと自分自身が変わらなければ・・・意識を変える必要性を訴えています。
そうすることが出来れば、男性も女性も育児や介護の責任を分かち合い、仕事でも能力を発揮し自由に生きられるはずと提案しています。
著者自身の経験を基に、仕事と家庭の両立についての葛藤を綴ります。読めば、悩みとの向き合い方が、変わるかもしれません。

もし明日、親が倒れても仕事を辞めずにすむ方法

もし明日、親が倒れても仕事を辞めずにすむ方法

  • 川内潤/著
  • ポプラ社
  • 2018年3月

思わずドキッとさせられるタイトルである。日々の忙しさに、ついつい「まだ大丈夫」と考えることを先延ばしにしてきたものの、いつまでも目を背けていられないことを薄々感じてはいた。が、本書を読むと、そんなぼんやりとした「親の介護」というものがリアルなイメージとして自分の頭の中に想像できる。それと同時にあらためて、自分も親も両方を大事にすることの難しさを実感させられる。誰の身にも起こりうる「親の介護」という一大事を、介護する子どもも健康に幸せに乗り切るために、本書に紹介された様々なサービスや制度のうちのどれかひとつでも、その道しるべになればと思う。