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新しい文房具

  • 掲載日:2019年4月15日

4月になると、気分を一新しようとする方は多いと思いますが、今年は元号が変わることもあり、世の中全体が新しい方へと向かっている雰囲気を感じます。
それに乗じて大きな目標を立てるのもいいですが、身の回りを点検してみると新たな発見があるかもしれません。
まずは、毎日手に取る文房具はどうでしょう?

毎日が楽しくなるきらめき文房具

毎日が楽しくなるきらめき文房具

  • 菅未里/著
  • KADOKAWA
  • 2017年2月

この方をテレビ番組でご存じの方もいるのではないでしょうか。
ご本人も仰っているとおり、この本で紹介されているのは、実用性より「楽しい」「可愛い」などの感性に訴えかけるもの。それこそが人と人をつなぐから、と続きます。
文房具をきっかけに会話がうまれることは、往々にしてあるものです。そういう意味でも新生活におすすめしたい1冊。
これだけの文房具を一体どこで見つけるのか、驚くほどの量と種類が掲載されています。ちょっと気が利いているもの、思わず笑ってしまうものもあって、贈り物のカタログとしても役立ちそう。私が目を付けたのは、動物認印と、おどうぐばこです。

万年筆の図鑑

万年筆の図鑑

  • 『万年筆の図鑑』編集部/著
  • 株式会社マイナビ出版
  • 2015年5月

個人的見解ですが、万年筆は文房具の王様ではないかと思っています。これにハマってしまったら大変だぞ、とも。ですが、ついに今年、手に入れてしまいました。キャップをくるくる外す動作をするだけで、自分がいっぱしの大人になった気分になります。道具を変えると、きれいな字を書こうとか、手紙を書いてみようとか、行動まで変わってくるから不思議です。
数ある万年筆の中から、何を選べばいいのか途方にくれたら、この本が参考になります。ブランドごとに、定番から変わり種まで、その特徴を紹介。国別に並んでいるので、お国柄を感じられるのも楽しい。部品やインクのことも、初心者にわかりやすく丁寧に書かれています。もちろん二本目、三本目を考えている方にもおすすめ。

暮らしの文房具

暮らしの文房具

  • 土橋正/著
  • 玄光社
  • 2017年9月

文房具を知り尽くした著者が、暮らしの様々な場面に合ったアイテムを紹介しています。
万年筆を持ち歩きたい、でも手帳はシャープペンシル派だし、と思っていた私の場合、いくつかあるペンケースの項目に目から鱗。学生のときは当たり前に持っていたペンケースですが、大人になってからその存在を忘れていました…。他にも、旅先で役立つトレーポーチ、開封しやすい糊など、具体的なシーンをあげ、なるほどと思う使い方を提案しています。実体験を絡めた紹介文には説得力があって、すぐにでも真似をしたくなります。新しい文房具、新しい使い方が、いつもの毎日を彩ってくれるはず。