おすすめの本

読書案内(10月)

  • 掲載日:2021年10月15日

読書の秋到来!
図書館員がおすすめする三冊を紹介します。

物語のものがたり

物語のものがたり

  • 梨木香歩/著
  • 岩波書店
  • 2021年3月

『西の魔女が死んだ』で有名な梨木香歩の児童文学エッセイ集。
著者は『秘密の花園』をメインに、児童文学の名作を読み解いていきます。
あなたもこの本を読めば、作家が児童文学に書いた小道具のことや、児童文学を訳した翻訳者について詳しく知ることができます。

私が食べた本

私が食べた本

  • 村田沙耶香/著
  • 朝日新聞出版
  • 2018年12月

芥川賞作家の村田沙耶香が書いた書評集。
著者は、幼い頃読んだ宮沢賢治の本の思い出から、金原ひとみの小説により思い起こされる自身の恋愛の回想まで、幅広いジャンルの小説のことを書いています。
この本には書評以外に、書くことにまつわるエッセイも収録されています。
これを読めば、あなたは村田沙耶香ワールドにどっぷりと浸れること間違いなし。

いつだって本と一緒

いつだって本と一緒

  • 岩橋淳/著
  • 皓星社
  • 2021年1月

著者は難病ALSと闘っていた書店員。
この本には「岩手日報」紙上で14年にわたって連載した読書案内が載っています。
本の中で紹介された本の冊数は273冊にも及びます。
著者はこの本で、若者に対して、感受性を磨くことの大切さを訴えかけています。
感性を磨くための本の羅針盤を探しているかたにおすすめです。