中学生の職場体験@ゆいの森

  • 勤労留学
  • 掲載日2024年2月20日



ゆいの森あらかわでは今年度8校の勤労留学を実施しました。

勤労留学とは区内の中学2年生が仕事を体験し、各図書館で実施しているものです。
ゆいの森ではカウンタ―体験の他にも新刊の受入れ作業やレファレンス体験などを行いました。

最初は緊張した面持ちでしたが次第にてきぱきとこなし、短い時間で「司書の卵」となり大活躍でした。
この体験をきっかけに図書館がより身近な存在になってくれたら幸いです。


第四中学校の様子を報告します。


図書館では障がい者の方でも図書館資料に触れられるよう音声・点字・拡大文字・手話通訳などのサービスを行っています。

視覚に障害がある人を対象にDAISY(デイジー)図書の貸出を実施しています。
DAISY図書は本を音読しデータ化したもので、専用の機械やパソコンで聞くことができます。
ボランティアの方を中心に時間をかけて様々な資料が音読、録音されています。

勤労留学の生徒たちは録音されたDAISYの「校正作業」を担当しました。
データ情報に間違いはないか、本文と一字一句間違えがないか、イントネーションが合っているかなどを確認します。
専用の機械の動作を覚えた後、指定された箇所のページに間違いがないか探しました。

また、「マルチメディアDAISY」という音声で再生されるほかにも文字や画像が表示され、読みあげている部分の色が変わったり、文字の大きさを選択できたりする図書にも実際に触れる機会を設けました。
生徒からは「図書館は全ての人に本を読んでもらえるようになっているのだ」との声があり、再認識するチャンスになったようです。






以下勤労留学生の感想です。


最初に図書館司書という仕事を聞いたときは本の貸し借りと本棚の整理ぐらいかなと思っていました。
しかし思っていた以上に雑誌の取り扱いや新聞の取り扱いなど複雑な仕事が多くて大変でした。
在庫確保や配架業務などが楽しかったです。
貴重な体験をありがとうございました。
これからもゆいの森を利用することがあると思うのでよろしくお願いします!

(ペンネーム みかん)

最初にここに来た時に一番大変だと思った仕事はカウンタ―業務でした。お客さんに話しかけることやどうしても忘れてしまう手順があり緊張しました。でも最後は緊張せずに作業をすることができました。
この三日間色々なことを勉強して、成長できた気がします。とても楽しかったです。


(ペンネーム 高冷小美)






勤労留学のみなさまお疲れさまでした。またゆいの森に遊びに来てくださいね♪