ぺら

2026年6月★vol.378

  • 掲載日:2026年6月1日

2026年6月★vol.378

ファイティング・チャンス

ファイティング・チャンス

  • ルイーザ・リード/作 金原瑞人みずひと・八木恭子きょうこ/訳
  • 岩波書店
  • 2025.9

 太っているため、学校でいじめを受けている16歳のリリー。家には体型を気に病み、一歩も外に出ようとしない母。ボクシングを始めたリリーと同じように、母も尊厳をかけて(たたか)い始める。閉塞感(へいそくかん)で息苦しい序盤(じょばん)、読むのをやめたいのにやめられない。それは読んでいる私自身が(あきら)めたくないと思うからでしょうか。
やがて救いの光が差し込んできて、ラストは希望にあふれている。不器用で力強いヒロインが魅力(みりょく)的。(チャイ@南千住)

まだ終わらないで、文化祭

まだ終わらないで、文化祭

  • 藤つかさ/著
  • 双葉社
  • 2025.12

 2年前、生徒の悪ふざけがSNSで大炎上した八津丘(やつおか)高校の文化祭。
自粛(じしゅく)ムードで(むか)えた今年。その静かな空気を(こわ)すように、掲示板(けいじばん)に2年前の文化祭のポスターが()られていた。(だれ)かが、また何かやらかそうとしているのか?実行委員会が犯人探しの聞きこみを始めるが、なんだかちがう思惑(おもわく)も見えてきて――。(ちくわぶ@南千住)

疑惑ぎわく-思いがけない結末を-

疑惑ー思いがけない結末をー

  • 星新一/ほか著 日下三蔵くさかさんぞう/編
  • 汐文ちょうぶん
  • 2025.12

文豪(ぶんごう)と言われる作家の作品って難しそうだしちょっと手を出しにくかったりするけれど、ミステリ短編を集めたこのアンソロジーならサクッと読めて、それぞれの持ち味や作品の雰囲気(ふんいき)がどんな感じかわかるよ。この作家けっこう好きかも、他の作品も読んでみよう!って思うきっかけになれば(うれ)しい。(hayamiko@ゆい)


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