高校二年生の越前（えちぜん）亨（とおる）は父親を亡くしたあと、何に対しても誰に対しても思い入れを持つことができない。売れない小説家だった父親のある言葉に囚（とら）われ、遺（のこ）された本と同じ本を図書室で借りて読み進めている。図書委員になった彼は、後輩の小崎（こさき）優子（ゆこ）と出会う。彼女は毎日学校の屋上で雨乞（ご）いならぬクラゲ乞（こ）いをしているいわゆる不思議ちゃん。彼女はどうしてクラゲを降らせたいのか？
クラゲに込めた思いが、亨の心を少しずつ溶かしていく……。 それぞれに理不尽（りふじん）な環境や悩みを抱える高校生たちが、本の言葉の力を借りて、簡単に解決できない答えを探し成長していく姿に、本の良さ読書の良さを改めて教えてもらえる、そんな一冊。
（ピグミーヒッポ＠南千住）

中三で陸上部の俊介（しゅんすけ）は陸上の強豪・秋津（あきつ）高校が第一志望だが学力が遠く及ばない。あきらめかけた俊介に後輩のなつみはユーチューブでの勉強をアドバイスする。少しずつ成績がアップする俊介。果たして俊介は難関校に合格できるのか？
ユーチューブと言ってもあなどることなかれ。これから受験生になるみなさんの参考になる勉強法が満載。読み物としてもおもしろくておすすめ！　（Sophia＠南千住）