ぺら

短い言葉をつむいで

  • 掲載日:2022年7月1日

2022年7月1日★vol.331

そらのことばが降ってくる―保健室の俳句会―

そらのことばが降ってくる

  • 髙橋克弘/著
  • ポプラ社
  • 2021年

 顔のほくろをからかわれ、保健室登校を続けているソラ。あるとき俳句が好きなハセオと知り合い、夏休みのあいだに「ヒマワリ句会」を結成する。新学期には新メンバーにユミを迎えると、ソラは句会やハセオとのメッセージのやりとりを重ね、さらに熱中していく。
 伝えたい、でもはっきりとは伝わらなくていい。そんなあいまいな気持ちを、たった17音が受け止めているおもしろさ! 短い言葉でも想いは伝えられる。
(23A@ゆい)

短歌部、ただいま部員募集中!

  • 小島なお/著 千葉聡/著
  • 岩波書店
  • 2022年

 俳句は5・7・5の17音ですが、短歌はもう少し長い5・7・5・7・7の31音。短歌なんて理解できない、無理!と敬遠しているあなた。この本には10代の気持ちをつづった、共感できる作品がたくさん載っています。短歌が一気に身近になること間違いなし。
 短歌と俳句、あなたはどちらで自己表現してみますか?
(白いごはん@ゆい)