-高学年知識の本-

火星は…
スザンヌ・スレード/文 千葉茂樹/訳 三河内岳/監修 
 あすなろ書房
火星のことをもっと近くで観察するために、高性能カメラをのせたロケットが打ち上げられました。そのカメラはいまも美しい写真を地球におくりつづけています。さまざまな地形や、風や気温でかわる風景など、火星のすがたにはおどろくばかりです。
チバニアン誕生 方位磁針のN極が南をさす時代へ
岡田誠/著 
ポプラ社
チバニアンとは、日本の地名がはじめてついた、地球の歴史を示す地質年代の名前です。その地層の価値を国際会議で提案したのが、地質学者である作者をふくむグループです。この本を読むと、チバニアンの定義や承認までの道のり、地層からわかる地球のこと、科学の力を未来につなぐ大切さがわかります。
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文様えほん
谷山彩子/作 
あすなろ書房
着るものや日用品、建物などを飾りつけるために描かれた模様のことを「文様」といいます。文様は、その形ならではの名前や意味があり、世界中の国に伝えられています。身のまわりにあるけれど、知らないことがたくさんある文様の世界をのぞいてみましょう。
空を飛ぶミジンコのなぞ
星輝行/写真・文 
少年写真新聞社
きょう竜よりも昔から地球にすんでいる小さな小さな生きもの、ミジンコ。水たまりやプールに、いつのまにか現れます。はねもあしもないのにどこから来るのでしょうか。そのなぞを探ってみると、きびしい環境下でもあの手この手で卵を残そうとする、たくましい生態が明らかになります。
山をつくる 東京チェンソーズの挑戦
菅聖子/文 
小峰書店
東京の西側には山や森が広がっているのを知っていますか。その東京で、山をつくる林業をする会社のひとつが東京チェンソーズです。山をつくるには「木を育てる仕事」と「木を届ける仕事」があります。それはどんな仕事なのでしょう。林業と働く人の魅力がたっぷりつまったノンフィクションです。
和ろうそくは、つなぐ
大西暢夫/著 
アリス館
職人が手作りしている和ろうそく。和ろうそくの原料をひとつずつたどっていくと、藍染、焼物、墨作りなど、いろいろな仕事につながっていきます。昔から続くモノづくりは、季節によりそい、自然からの恵みをムダなく生かしてきたことを伝えてくれます。
カランポーのオオカミ王
ウィリアム・グリル/作 千葉茂樹/訳 
岩波書店
『シートン動物記』で知られているシートンは、優秀なハンターでもありました。依頼を受けてオオカミ王ロボと対決したシートンは、その後、オオカミと自然環境の保護活動に身をささげるようになります。シートンとロボの出会いと、その後の物語です。