としょかんだいすき(小学校中・高学年)
みどり
- 掲載日:2024年4月26日
じいちゃんの山小屋
- 佐和みずえ/作
- カシワイ/絵
- 小峰書店
「おれ、父さんと暮(く)らしたくない!」小学6年生の航太(こうた)は、ある日お父さんと大げんかをしたことから四国のじいちゃんとふたりで暮らすことになった。でもそこは電気も、お風呂(ふろ)もトイレもない…。スマホは圏外(けんがい)!
東京での便利な生活しか知らない航太に山小屋での暮らしはたえられるのか?1度しか会ったことのない不愛想なじいちゃんにこき使われながら、航太は自然豊(ゆた)かな山での暮らしと新しい学校、新しい友達との毎日に自分なりに関わっていく。
そんな中、ある事件(じけん)が起きる…。
リパの庭づくり
- 福井さとこ/作・絵
- のら書店
ある春の朝、リパはリシュカおばあさんの家をたずねました。ところが、きれいだった庭はあれほうだい!おばあさんは花をそだてるのがだいすきなのに、どうしたのでしょう。じつは、ねこのマリーがいなくなって、すっかりげんきをなくしたおばあさんは、家にとじこもってしまったのです。
庭をきれいにすれば、マリーもかえってくるかもしれない。リパはうでのいい庭師(にわし)。野鳥のシーコルやむしたちの力もかりて、さっそく庭のおせわをはじめました。
黒部の谷の小さな山小屋
- 星野秀樹/写真・文
- アリス館
阿曽原温泉小屋(あぞはらおんせんごや)は高い山にはさまれた黒部(くろべ)の谷底(たにぞこ)にあり、7月なかばから10月のあいだだけお客さんを受け入れます。冬がくる前にかたづけて、夏の始まりに小屋を建(た)て直します。冬はたくさんの雪のおもさに小屋がたえられないからです。
迫力(はくりょく)ある自然(しぜん)の風景(ふうけい)や黒部(くろべ)の谷をいろどる紅葉(こうよう)にひかれて、毎年たくさんの登山者がやってきます。登山者をあたたかくむかえる山小屋のご主人、泉(いずみ)さんとなかまたちがどうやって山小屋を建てるのか、黒部の谷のすばらしい大自然をうつした写真とともに見てみましょう。