としょかんだいすき(小学校中・高学年)
~芸術の秋~
- 掲載日:2021年11月1日
歌がにがてな人魚
- ルイス・スロボドキン/作 小宮由/訳
- 瑞雲舎
ここは、とおい南の海のそこにある、人魚の国です。
人魚の国には学校があって、そこでは、せいとたちがさまざまなことを学んでいました。たとえば、じょうひんにおよぐこと。なみにのっておどること。中でもたいせつなのは、歌のじゅぎょうです。なんといっても、人魚は“金色のながいかみをしていて、あまくすんだ声で歌をうたう”生き物ですから。
ところが、ひとりだけ、そうではない人魚がいました。シンシアは赤いかみをしていて、およぎもおどりもとてもじょうずなのですが、歌だけは大のにがてだったのです!
インディゴをさがして
- クララ・キヨコ・クマガイ/作 早川敦子/訳 横須賀香/絵
- 小学館
昔ある村に、インディゴという女の子がいました。インディゴは色にむかって話しかけ、友だちになることができました。村には美しくてあざやかな色があふれ、色の命がかがやきだし、人びとは笑顔になりました。
そんなある日、インディゴのうわさが王さまの耳にも届いてしまいます。はるばる村にやって来た王さまは、自分のために永遠の命をあたえる力を持った色をつかまえろと言いますが・・・。
この本にはたくさんの色が登場します。芸術の秋、どんな色と出会いたいですか?
オーケストラをつくろう
- メアリー・オールド/文 エリーサ・パガネッリ/絵 いわじょうよしひと/訳
- BL出版
オーケストラはさまざまな楽器とたくさんの演奏者でなりたっています。指揮者はオーケストラのみんなの演奏を一つにまとめなければなりません。指揮者と演奏する人が一体となり、はじめて美しい音楽ができるからです。
この本は、ロンドン交響楽団の指揮者サイモンの案内でどのようにオーケストラが作られていくのか、楽器の演奏を楽しみながら知ることができます。クラシック音楽はちょっと苦手・・・という人も、オーケストラの世界をのぞいてみませんか。