としょかんだいすき(小学校中・高学年)
知る、調べる
- 掲載日:2024年8月30日
人魚姫の町
- 柏葉幸子/著
- さいとうゆきこ/絵
- 講談社
東日本大震災(だいしんさい)で祖父母(そふぼ)と母と兄を亡(な)くした宏太(こうた)は、父と故郷(こきょう)を出て静岡(しずおか)に住んでいます。故郷を捨(す)てたと思う後ろめたさにさいなまれる宏太は、ある日こっそり町の様子と海を見てすぐに帰ってこようと思い、故郷の岩手に行きました。
よみがえり伝説(でんせつ)のある町で、どこかなつかしい女の子楓(かえで)を助けることになった宏太。「人間でいて、いいこととは?」と問われ、出した答えとは?
海からいただく日本のおかず 1 干物ー魚介類の乾製品
- 阿部秀樹/写真・文
- 大日本水産会 魚食普及推進センター/監修
- 偕成社
日本では、海からとれるいろいろな魚介類(ぎょかいるい)がごはんの「おかず」となりました。そのひとつがアジやイカなどを干(ほ)した「干物(ひもの)」です。
生の海産物(かいさんぶつ)はすぐにいたんでしまいます。現代(げんだい)のような冷蔵技術(れいぞうぎじゅつ)がなかった昔、人びとはさまざまな工夫(くふう)をして、海産物を長い期間保存(ほぞん)して利用(りよう)できるようにしてきました。どんな魚介類がどう加工(かこう)されてきたのでしょうか。干物のつくり方、おいしい食べ方、全国のいろいろな場所の干物をこの本でくわしく知ることができます。
猫丸神社のひみつ
- 西村友里/作
- ゆーちみえこ/絵
- 国土社
幹人(みきと)は、学校の調べ学習で、自分の家である猫丸(ねこまる)神社を調べることになりました。でもこの神社には、祭りもおみくじもお守りもないかわりに、「化猫(ばけねこ)がいるらしい」「たたりがある」といううわさがあります。そのうえ、幹人たちのグループが図書館で調べてみると、神社の記録(きろく)が本から消されていました。
猫丸神社にはいったいどんなひみつがかくされているのか、調べる幹人たちの前には、しっぽの先だけ黒い白猫がときどきあらわれます。神社とふしぎな猫のなぞを、幹人たちはとくことができるでしょうか。