むかしむかし、あるくにのおうさまが　ごひきの　おにをつれて、おがはんとうに　やってきました。おうさまに「ひとのやくにたつことをするように」といわれた　おにたちは、あめのひも　かぜのひも　せっせとはたらきました。しかし、おそろしいおにのすがたに、むらびとたちはこわがり、おにたちをおいだそうとします。

カキのきやまにすむオニタロウは、こころやさしいオニのこです。
あるひ、とうさんオニがオニタロウをたずねてきました。「コブンはおるのか」ときかれ、「はい」とこたえてしまったオニタロウですが、じつはコブンなんてひとりもいません。コブンをみたいといわれてこまったオニタロウは、コブンをさがしにでかけますが…。

とってもおいしい　アイスやさんの　こたろうは、あしをすべらせて　ころんでしまい、じごくに　いくことに。
ところが　じごくでは、ほのおが　かまどを　ふきとばし、ひのこが　とびちっていて　さあたいへん。やっとのことで　ひをけしたけど、おにたちは　つめたいものが　たべたくなって……。