おすすめの本

緑のある暮らし、始めませんか(8月)

  • 掲載日:2023年8月15日

真夏のうだるような日差しの中、青々と茂った緑の木陰にホッとしたり、
咲き誇るビタミンカラーの花々に元気をもらったり…そんな経験、ありませんか?
私たちに不思議な力を与えてくれる植物。
植物にまつわる本を読んで、心も体もひとやすみしましょう。

牧野富太郎選集 4 随筆草木志

  • 牧野富太郎/著 牧野鶴代/編 
  • 東京美術
  • 2023年4月

 「馬鈴薯はジャガイモではない!」
 牧野富太郎が書いた、植物やその名前の由来に関する本の紹介です。
 読んでいて特に印象に残るのは、日本人の植物への勘違いに対する徹底的なダメ出しの厳しさです。

 この本の中で「わが日本では今日は馬鈴薯をジャガイモと称して疑わず、つねにこの漢名を用いて平気でいるのだが、これはトンデモナイ誤りでその事実を知っている人から見ると~」と手厳しいのです。植物に対する牧野富太郎の真摯な姿勢が分かる一冊です。

ぼくらの原っぱ森

ぼくらの原っぱ森

  • ジュリア・グリーン/作
  • フレーベル館
  • 2017年10月

 子どもの頃、秘密基地やツリーハウスに憧れたことはありませんか。子どもだけの秘密の場所で思う存分自由に遊ぶ…そんな夢にまで見た(!?)生活を満喫しているのが、この本に出てくる子どもたちです。
 ノアたちの暮らす梨の木通りの向かい側には「原っぱ森」があります。そこは、手つかずの自然が広がるとびっきりの遊び場。ところが、待ちに待った夏休み、この森が売りに出されることを知ってしまいます。そこでノアたちは、開発業者から森を守るため戦うことにしたのですが…さあ、どうやって戦うのでしょうか。

はじめての苔インテリア

  • 石河英作/著
  • 家の光協会
  • 2023年5月

 眺めていると自然を感じ、癒やされる苔。
本書は苔テラリウムや苔玉、苔盆栽など、さまざまな「苔インテリア」の作り方を紹介しています。

 元気に育つ苔の選び方から管理方法まで、写真を使ってわかりやすく書かれているので、はじめて挑戦する方にもおすすめです。
 「苔インテリア」は作るだけでなく、育てる楽しみも魅力のひとつ。自分だけのオアシスを作って、一緒に暮らしてみませんか。