05 災害に備える

日本は地震・台風・豪雨・噴火・竜巻など世界各国と比べても自然災害がとても多い。関東大震災が起きた9月1日防災の日、東日本大震災が起きた3月11日だけでなく、普段から空や川に目を向けて災害意識を高めよう。私たちがあらかじめ知っておくべきこと、用意しておくことは何だろう?

!POINT!
・災害が起きたらどうなる?その後の生活は?
・今からできることは何か考えてみよう!

目次

(1)防災のキホン

災害はいつ発生するかわからない。いざという時、どのように行動すればいいのだろう?

『せまりくる「天災」とどう向きあうか』

鎌田浩毅/監修・著 ミネルヴァ書房(Y519.9ほか)
地震・火山・自然災害……これら「天災」に対処するために正しい知識を持とう。地震のしくみって?どんな備えが必要?もし災害に遭ったら?自然をコントロールすることはできないけど、過去のデータから災害を予測し科学の力で被害を軽減することはできる。今、自分たちができることを考えよう。

『こどものための防災教室 ―災害食がわかる本―』

今泉マユ子/著 理論社 (Y369.3ほか
災害食とは、もしもの時でもふだんに近い食事ができるもの。生きるためだけではなく、心の栄養も摂れる食事を備えよう。災害食の具体例から食べ方、成り立ちを豊富に紹介。普段からストックを消費するコツも。

『防災イツモマニュアル』

防災イツモプロジェクト/編 ポプラ社(Y519.9ほか)
新型コロナウイルスに対応している本。感染拡大防止のため、避難所ではなく自宅やテント、車中泊で「在宅避難」する際の実践的なサバイバル術を紹介。非常時における家族との連絡手段についても詳しく書かれているよ。

『警視庁災害対策課ツイッター防災ヒント110』

日本経済新聞出版社/編 日本経済新聞出版 (Y519.9ほか)
「ツナ缶でランプをつくる」等、身近な素材を活用する防災アイデア満載のツイート集。

『そのとき、どうする?』

甘中繁雄/監修 大和書房(Y519.9ほか)
普段の暮らしから危機管理意識を高めるにはどうするべきか。
かぞくにもすすめてほしい1冊。

『自衛隊防災BOOK2 自衛隊OFFICIAL LIFE HACK CHANNEL』

マガジンハウス(Y519.9ほか)
多くの災害現場を経験した自衛隊による129項目の防災術。防災備品情報も充実。

『地震・水害・火災から守る 緊急防災ハンドブック』

日本能率協会マネジメントセンター/編 日本能率協会マネジメントセンター (Y519.9)
災害に対する備えがシチュエーション別に掲載されている。短く簡潔な文章とイラストで、ふだん本を読まないティーンズでも手に取りやすい。
災害シミュレーションを体験できる施設の紹介もあり。

東京防災 東京マイ・タイムライン

東京都総務局総合防災部防災管理課
災害発生時にどう行動したらよいか教えてくれるよ!

(2)“水”に備える

令和元年台風19号の記憶も新しい。荒川が氾濫し、大規模水害が発生する危険性について考えよう。

『命を守る水害読本』

命を守る水害読本編集委員会/編著 
毎日新聞出版 (Y451.9ほか)
豪雨や洪水からどう命を守るか。“防災”だけでなく“減災”の取り組みも学べる本。

『わかる!取り組む!災害と防災2 津波』

帝国書院編集部/編集者
帝国書院 (Y453.2ほか)
津波は様々な原因によって引き起こされ、大きな被害を生む。実際の事例を元に地域への影響や対策を紹介。

(3)“空”に備える

ゲリラ豪雨や竜巻といった災害が毎年のように発生している。君は空模様の変化から災害を予測できるかな?

『気象のきほん ―天気がわかる!雲が好きになる!―』

玉聞伸啓/著 小学館 (Y371)
ニュートンプレス (Y451)
身近な天気にひそむ不思議やニュースでよく耳にする気象ワードについて詳しく解説しているよ。

『図解 身近にあふれる「気象・天気」が3時間でわかる本』

金子大輔/著  明日香出版社 (Y451)
線状降水帯やゲリラ豪雨など生活に密着した天気にまつわる話題を総まとめにした本。

荒川下流河川事務所からの災害情報 国土交通省関東地方整備局

荒川区民必見のサイト。台風情報や荒川の水位もライブ映像で確認できるよ。

(4)“陸”に備える

日本は火山と地震の国。避難経路の確認や防災対策、噴火予知について今から確認しておこう。

『火山のしくみ パーフェクトガイド 成り立ちから噴火、災害、恩恵まで、火山のすべてを大解剖!』

高橋正樹/編著 誠文堂新光社 (Y453.8ほか)
しくみを知って、正しく火山を恐れるための必読書。

『火山ビジュアルガイド3  噴火へのそなえ』

高田亮/監修 教育画劇 (Y453.8ほか)
火山災害の歴史から積み重ねてきた、国や自治体の対策と、身を守るための心得を知れば安心!

『日本の地震地図』

岡田義光/著 東京書籍 (453.2)
過去にどんな地震があったか、自分の避難所はどこかみておいてね。

『荒川区防災地図 全域版(平成30年8月発行)』

荒川区防災課 荒川区 (A519.9) ※アプリもあるよ!

(5)“感染症”に備える

『キャラでわかる!はじめての感染症図鑑』

岡田春恵/著 日本図書センター (Y493.8ほか)
感染症といっても実にいろいろな病気がある。この本は感染症を引き起こす病原体をキャラクター化してわかりやすく紹介している。感染経路、合併症、潜伏期間、予防法などの基本的な解説のほか、危険度を5段階で表示している。巻末には新型コロナウイルスの基本情報とすぐに役立つ対策をQ&A方式で掲載。感染症について最初に学ぶ本として最適。

『シリーズ疫病の徹底研究 4 疫病対策・わたしたちのできること』

シリーズ疫病の徹底研究 4 疫病対策・わたしたちのできること
歴史上人類の最大の敵は疫病だと言われている。疫病とは広い範囲で集団的に発生する感染症のこと。疫病に打ち勝つには感染症をよく知り感染経路を絶つことが必要だ。この本は学校での実例を詳しく紹介しているので、一人ひとりが予防のためにできることがわかる。偏見や差別を無くすためにもこの本で正しい疫病対策を身につけよう!

『イラスト図解 感染症と世界史 ―人類はパンデミックとどう戦ってきたか―』

神野正史/監修 宝島社 (Y493.8ほか)
人類の歴史は感染症との戦いだ!古代から現代に至るまで、数限りないパンデミックを経験し、歴史を動かしてきた。感染症が人類の歴史にどのように影響してきたのかをイラストや写真つきのわかりやすい解説で実感できる。先人の経験や苦悩、そして困難を乗り越える教訓を歴史とともに知る一冊。

健康・医療 感染症情報 厚生労働省

感染症について、最新の知識・感染情報・予防法がわかるよ!

※図書館には紹介した資料の他にもたくさんの本があります。「こんな本ありますか?」「調べ方がわからない。」といったご質問がありましたら、図書専門員にご質問ください。また、【調べもの支援】も参考になります。