第18回ティーンズイベント「小説家似鳥鶏氏講演会×10代によるビブリオバトル」

令和4年12月18日(日)に第18回ティーンズイベントとして、小説家の似鳥鶏氏の講演会と10代によるミニビブリオバトルが開催されました。
今回のテーマは「推しを語るビブリオバトル」ということで、7名のバトラーに思い思いに「推し」を語ってもらいました。それぞれ小道具を用意したり、観覧者に問いかけるなど工夫をこらしていて、白熱したバトルとなりました。接戦の末、会場の投票によって選ばれたチャンプ本は髙木暖人さんが発表した『われら滅亡地球学クラブ』でした。



後半の似鳥氏の講演会では、インタビュー形式で「作家名の由来」や「登場人物の設定について」など様々なお話を伺いました。その中でも作家を目指したきっかけについて「昔からお話を考えるのが好きで、自分が書いたものを多くの人に読んでもらうには作家になるのが近道だと思った。夢だと思っていたがたまたまうまくいった。」と子どもの頃から好きだったものが今の仕事に繋がっている、といったお話が印象的でした。
また、10代へのメッセージとして「夢が無いことにプレッシャーなんて感じないで、どんどん好きな事をやってください!」とエールをいただきました。



観覧者からは「本に対する熱意にふれられてうれしかったし、本が読みたくなりました。」「似鳥先生は、作家らしい独特な人でおもしろかったです。」と好評でした。
今後のイベントにもぜひご期待ください!

 

ビブリオバトルで紹介された本
『たいせつなきみ』マックス・ルケード/著 セルジオ・マルティネス/絵 ホーバード・豊子/訳 いのちのことば社
『硝子の塔の殺人』知念実希人/著 実業之日本社
『一軍監督の仕事-育った彼らを勝たせたい-』髙津臣吾/著 光文社
『われら滅亡地球学クラブ』向井湘吾/著 幻冬舎
『グッバイ宣言』Chinozo/原作・監修 三月みどり/著 KADOKAWA
『犬と私の10の約束』川口晴/著 文藝春秋
 

講演会で似鳥鶏氏が紹介した本
『夢の木坂分岐点』筒井康隆/著 新潮社
『どくとるマンボウ昆虫記』北杜夫/著 金の星社
『まず牛を球とします。』柞刈湯葉/著 河出書房新社
『午後の恐竜』星新一/著 新潮社
『中島らもの特選明るい悩み相談室 その1 ニッポンの家庭篇』中島らも/著 集英社
『11文字の檻-青崎有吾短編集成-』青崎有吾/著 東京創元社
『不純文学-1ページで綴られる先輩と私の不思議な物語-』斜線堂有紀/著 宝島社
『失はれる物語』乙一/著 角川書店
『ドラゴンクエスト Ⅳ モンスター物語』堀井雄二/シナリオ

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