としょかんだいすき(小学校中・高学年)
ちょっと不思議(ふしぎ)なおはなし
- 掲載日:2019年11月1日
魔女のむすこたち
- カレル・ポラーチェク/作 小野田澄子/訳
- 岩波書店
魔女のバーバラばあさんには、二人のむすこがいます。兄はエドダンドという名のたるのようなふとっちょで、弟はフランチモルという名の毛糸のようなやせっぽちです。
兄弟は、小学生達を魔法のほうきに乗せて遠足にでかけました。ところが、一日だけのはずだった遠足は、長い長い遠足になってしまったのです。山賊につかまったり、カッパの国へでかけたり、人食い王さまに食べられたりと、とんでもないできごとがまっていました。ちえと魔法もつかって大冒険!
登場人物たちのゆかいな名前と、おもしろい絵にも注目です。
ちいさなハンターハエトリグモ
- 坂本昇久/写真・文
- ポプラ社
ぴょんぴょんはねる小さなクモを見たことがありますか?名前はハエトリグモ。家の中や外、みんなの身近にいるけれど、実はちょっとふしぎで面白いクモなんです。他のクモのように巣をはりません。
どうやって獲物をとるのかな?戦うとき、びっくりしたとき、どんなポーズをとるのかな?クリクリの大きなひとみ、フワフワの体毛。なんだかとってもかわいく見えてくる。ときには戦い、ときにはあかちゃんグモをお世話する、かっこよくて、愛らしいハエトリグモが、カラフルな写真で紹介されています。
大坂オナラ草紙
- 谷口雅美/著 イシヤマアズサ/画
- 講談社
小学5年生の平太は絵が得意。でも、友達を傷つけてしまったことがあり、絵を描くことをやめてしまいました。
ある日おじいちゃんの納戸の片付けを手伝っているうちに本が落ち、開いたページが突然光をはなって、本の中に引きずりこまれます。その先は江戸時代
だったのです!
オナラを出せば現代に戻れることに気がついた平太。イモをたくさん食べ、オナラを利用して江戸時代と現代を行き来しながら、江戸では似顔絵書き、現
代では学級新聞コンテストと大忙し!
秋の味覚サツマイモを食べながら、江戸の世界にひたってみましょう。