としょかんだいすき(小学校中・高学年)
ちょうせんしよう
- 掲載日:2024年7月1日
ベアトリスの予言
- ケイト・ディカミロ/作
- ソフィー・ブラッコール/作
- 宮下嶺夫/訳
- 評論社
「ある日、ひとりの少女があらわれて、悪しき心を持った王を追放するだろう。そして大いなる変化(へんか)をもたらすだろう。」という予言に国王はおびえていた。ある朝修道院(しゅうどういん)でみつかった少女は、血と泥(どろ)でよごれていて、高熱(こうねつ)におかされていた。この少女が、予言の少女なのか?少女は記憶(きおく)をなくしていたが、命をねらわれてしまう。
少しずつ記憶を取りもどしていく少女は、にげきれるのか?それとも、みずから、王の住む城(しろ)へ出かけていくのか?
波あとが白く輝いている

- 蒼沼洋人/著
- 講談社
七海(ななみ)は小学6年生の女の子。お母さんとおばあちゃんを震災(しんさい)でなくし、おじいちゃんとお母さんの妹の汐里(しおり)さんと暮(く)らしていました。汐里さんの結婚(けっこん)が決まり、おじいちゃんと2人暮らしになると、学校生活と家事に、毎日いそがしく取り組んでいます。
ある日、お母さんの同級生から聞いて、お母さんが実行委員長だった「海光祭(かいこうさい」という行事を知ります。七海は震災で途(と)切れてしまった海光祭を復活(ふっかつ)させようとしますが…。
どんなことにもひたむきに向き合う七海に勇気(ゆうき)をもらえます。
バンドゥーラ
”ジャングルの誇り”とよばれたゾウ
- ウィリアム・グリル/作
- 佐藤見果夢/訳
- 評論社
ミャンマーでは昔、木材(もくざい)を運ぶ時に、ゾウが働(はたら)かされていました。
イギリス人のウィリアムズは、貿易(ぼうえき)の仕事のためにミャンマーにわたりました。
そこで小さなころから動物がすきだったウィリアムズは、ゾウの「バンドゥーラ」との出会いをきっかけに、人とゾウのよりよい関係(かんけい)を考えはじめます。
動物への暴力(ぼうりょく)、環境破壊(かんきょうはかい)、平和、などいろいろな問題へのねがいがこめられたお話です。