としょかんだいすき(小学校中・高学年)
時によって変わるもの
- 掲載日:2024年5月30日
ホッキョククジラのボウ 200年のたび
- アレックス・ボースマ/作・絵
- ニック・パイエンソン/作
- 千葉茂樹/訳
- 小学館
6月10日は「時の記念日(きねんび)」です。
「時間」というのはふしぎです。春には桜(さくら)の花がさき、夏にはアサガオの花が色づき、秋にはイチョウの葉が黄色にそまります。季節(きせつ)や風景(ふうけい)がかわることで、時間がながれているのがわかります。
ホッキョククジラは200年という、とても長い時間を生きるといわれています。その一生で、移動(いどう)しながらいろんなものを見て、たくさんのことを経験(けいけん)します。そんなホッキョククジラのボウの物語です。
すごいグラウンドの育て方 阪神甲子園球場のひみつ

- 金沢健児/著
- Gakken
毎年、春と夏に行われる高校野球。その会場になっている阪神(はんしん)甲子園(こうしえん)球場(きゅうじょう)の整備(せいび)をしているのが、阪神(はんしん)園芸(えんげい)という会社です。
この会社の整備はまさに「神(かみ)整備」。夏と冬で方法を変えたり、水道の水をたくさん使わずにすむように雨水をためて使うといった、さまざまな工夫をしています。
いつも選手(せんしゅ)たちに安心して野球をプレーしてもらえるよう、日々整備にはげむグラウンドキーパーという仕事。今度野球を見るときは、選手たちのプレーはもちろんですが、グラウンドにも目を向けてみませんか。
エール!主人公なぼくら
- 室賀理江/作
- ふるり/絵
- 文研出版
真面目で目立たない小学5年生のぼく、市橋(いちはし)大地(だいち)を運動会の応援団(おうえんだん)に推薦(すいせん)したのは、クラスで人気者の斉藤(さいとう)陽介(ようすけ)。しりごみしていたぼくの気持ちを変(か)えたのは川べりを走る義足(ぎそく)のアスリート、モロハシさんの姿(すがた)でした。「よし。いける、やれる」自分にいいきかせる大地。4年生のとき学校に背(せ)を向けて、登校途中(とちゅう)で帰ってしまったあの日のようにはなりたくないと思いました。がんばる姿はだれかの応援(エール)になり、そして自分自身を変えていきます。