としょかんだいすき(小学校中・高学年)
これからの季節に読みたくなる本たち
- 掲載日:2018年10月1日
はじめての浮世絵 1 浮世絵って何? どうやってつくるの?
- 深光富士男/作
- 河出書房新社
浮世絵は、江戸時代の日本で、今でいうポスターのように人々に愛されていました。ゴッホなど海外の有名画家も浮世絵がすきで、自分の絵の参考にしていたそう。
ところで、荒川区にも浮世絵づくりの職人さんがいるのを知っていますか?この本では、職人さんが浮世絵をどうやって作っているかをていねいに解説しています。なんと、自分ひとりでかんたんに浮世絵をつくる方法も書かれているんです。未来の職人はあなたかも!
シリーズは他に「人気絵師の名作を見よう!知ろう!」「いろんな浮世絵を楽しもう!」という2冊があります。
あぐり☆サイエンスクラブ秋と冬、その先に
- 堀米薫/作
- 新日本出版社
学、雄成、奈々の三人、あぐり☆サイエンスクラブの仲間に稲刈りの秋が来ました。春の田植えからずっと見守ってきた田んぼです。
田んぼの仕事は、たくさんあるけれど、受け取れる物はお米だけじゃありません。わらは、牛の餌やしめ縄、草鞋、布団や納豆も作ることもできます。
わらの中に入っている納豆って、知っていますか?
稲の成長と一緒に、学たち三人もたくさんのことを知って、成長しました。
あなたも、田んぼのひみつを、のぞいてみませんか?
アルカーディのゴール
- ユージン・イェルチン/作・絵 若林千鶴/訳
- 岩波書店
旧ソ連の時代、反ぎゃくの罪で両親をうばわれた少年、アルカーディ。飢えをしのぐために孤児院の仲間と配給の食料をかけて、サッカーでゴールをすることを競い合っています。
ある日、孤児院の院長に政府の査察官かくるので、サッカー好きな役人たちの前で、技をひろうするように言われ、気が乗らないアルカーディですが、この査察官と思われた人物との出会いに運命が大きく変わり、相手にとってもアルカーディの存在は大切なものになります。
失われた人生を送っていた二人の再生の物語です。