としょかんだいすき(小学校中・高学年)
~作ってみると!~
- 掲載日:2024年9月27日
ふでばこのくにの冒険 ぼくを取りもどすために
- 村上しいこ/作
- 岡本順/絵
- 童心社
ある朝目がさめたら、ぼくは体が小さくなって、つくえの上にいた。そばにいたえんぴつや消しゴムたちが言うことには、ここはふでばこのくに。ぼくは、このへやのボスである修人(しゅうと)が科学技術館(かがくぎじゅつかん)の3Dプリンターで作った、修人そっくりのフィギュアらしい。そして修人は、らんぼうでいじわるなやつだという話だ。
でも、ぼくはおぼえている。修人のなみだがぼくのからだにこぼれたことを。そのときからぼくは、自分が修人自身になったような気がしていた。なんとか修人のやさしさを取りもどそう思うけれど……。
まほうのマーマレード 山猫マルシェへようこそ①

- 茂市久美子/作
- ゆうこ/絵
- あかね書房
はたらいていたジャムの店がつぶれてしまい、こまっていた悠一(ゆういち)さんは、なくなったおばあさんがすんでいた古い家のことを思い出しました。その家のうらに大きな夏みかんの木があり、子どものころ、おばあさんがその実でジャムをつくってくれたのです。
おばあさんの家に向かった悠一さんは、ジャムのつくりかたを書いた古いノートと、『まほうのマーマレード』と書かれたジャムのびんを見つけます。
悠一さんはそれを食べて、おいしさにびっくりしました。そして自分でも『まほうのマーマレード』をつくりたいと思うのですが……。
作って発見!日本の美術
- 金子信久/著・工作
- 東京美術
ペットボトルで作れる、はにわ。雪舟(せっしゅう)がえがいた『秋冬山水図(しゅうとうさんすいず)』は、ビー玉転がしに。古墳(こふん)時代から江戸(えど)時代まで、日本の美術(びじゅつ)作品をまねて、おもしろおかしく作ってみよう。図工が苦手でもだいじょうぶ。工作のコツから、用意する道具までしっかりと教えてくれる。よく観察(かんさつ)して作ることで見えてくる、気づかなかった、あんなところやこんなところ。きっと新しい発見に出会えるはず。