としょかんだいすき(小学校中・高学年)
勇気(ゆうき)とあたたかさをもらえる本を紹介します
- 掲載日:2019年3月1日
ねこの町の本屋さん ゆうやけ図書館のなぞ
- 小手鞠るい/作 くまあやこ/絵
- 講談社
ねこの町のクララさんは、本を読むのが大好き。悲しいことがあったとき、本をひらけば、なみだはかわく。そんな本のみりょくをつたえたくて長年の夢であった本屋さんを開きましたが、きょうのお客さんはひとりだけ。
お友だちのリリアさんから犬の村に図書館があることを聞き、行ってみると……。
そこでクララさんは、たいせつなこと「本のひみつ」を思い出しました。本のひみつを知りたくなったら読んでみてね。
ピースワンコ物語
- 今西乃子/著 浜田一男/写真
- 合同出版
広島県にある犬の保護施設「ピースワンコ・ジャパン」では、広島県動物愛護センターで殺処分になる犬を全て受け入れています。そのプロジェクト・リーダーをつとめる大西純子さんは、小学生のころ帰り道でガリガリにやせた犬に出会い、自分の家の犬と比べて生き物に「命の順位」をつける資格が人間にあるのか、と思うようになりました。
この施設には、障がいを持った犬や年老いた犬もいます。どんな命でも新しい飼い主に出会い、幸せにくらす権利があるのです。みなさんも、小さな命の大切さをいっしょに考えてみませんか?
バンドガール!
- 濱野京子/作 志村貴子/絵
- 偕成社
沙良は小学5年生。「新しいこと、はじめよう!」とバンドサークルに春から入った初心者です。バンド名は「巴旦杏」(すももっていう意味)担当はドラムで練習もがんばっています。サークルにはもう一つ「ブルートパーズ」というライバルのバンドがあって……。
サークルはバンドにしたとお母さんに伝えると、お母さんも学生のころ軽音楽部でボーカルだったと話してくれて、『忘れられた歌』があると言うのです。
近未来社会を舞台に展開するストーリ一。
1年間バンドを通して沙良が成長していく姿は、希望にあふれています!