としょかんだいすき(小学校中・高学年)

くいしんぼう

  • 掲載日:2022年11月1日

オイモはときどきいなくなる

  • 田中哲弥/著 加藤久仁生/画
  • 福音館書店

 モモヨの家にいる犬は「オイモ」という。子犬のときジャガイモそっくりだったので、そう名まえがついた。オイモは食いしんぼう、そしてときどきいなくなる。おなかがすくから暗くなるまえには、かならず家に帰ってくるけど、ある日、もどらなかった。モモヨは心配しつつも、ごはんやおやつをしっかり食べてからさがしに行ったら、さんぽコースでレオンさんと会った。レオンさんはふしぎな人だけれど、いつもおいしいお菓子(かし)をごちそうしてくれる。「ドーナツ作ったんだよ」とさそってくれて、レオンさん家についっていったら…。

へんくつさんのお茶会おいしい山のパン屋さんの物語

  • 楠章子/作 井田千秋/絵 
  • 学研プラス

 ある朝、小人の女の子マリは、ぽっこり山のふもとにあるパン屋さんをたずねました。そのお店にはかんばんがなく、重いドアはびくともしません。じつは、そのドアは人間用のもので、動物や小人たちにはべつの入口があったのです。
 パン屋をひらいているのは“へんくつさん”。ぶあいそうで気むずかしいおばあさんですが、へんくつさんのやくパンはとってもおいしくて、山のみんなにも大人気です。
 へんくつさんとさまざまなお客さんたちの、あたたかいふれあいをえがいた物語です。

坂の上のパン屋さん

  • 尾崎美紀/作 たかおかゆみこ/絵
  • 文研出版

 みんなは、どんなパンがすきですか? この物語にでてくるのは、『食パン トウジロウ』の食パンです。
 神戸に引っこしてきた(しょう)()は、パンがとても大すき。学校の帰り道にトウジロウを見つけますが、売り切れでした。夏休みのある朝、トウジロウの作業場をのぞいた翔太は、おじいさんが作業をしているのを見ます。中に入れてもらい、ちょっとこわそうなおじいさんのこだわりとヒミツ、おいしいパン作りのための大へんな作業を知ります。そして、翔太もパン作りにちょうせんします。
 この本を読んだら、きっと食パンを食べたくなりますよ!