としょかんだいすき(小学校中・高学年)
空を見上げて……
- 掲載日:2020年11月1日
ぼくんちの海賊トレジャ
- 柏葉幸子/作 野見山響子/絵
- 偕成社
小学四年生の良太が、空をみあげると雨がドッとふってきて、ドーンとなにかが落ちてきた。雨がやんだので見てみると、家の屋根に、どくろのはたがついた船がのっかっていた。その中からプロレスラーのように大きな海賊がでてきて、良太はつかまってしまう。海賊は、名前をトレジャと言って、「この世のはてにあるという、青くて四角でうたうもの」をさがしていた。
らんぼうで、大食いのトレジャにふりまわされ、良太はたからさがしをてつだうことになるのだが…。
風船で宇宙を見たい! やってみることから開ける無限の未来
- 岩谷圭介/著
- くもん出版
著者の岩谷圭介さんは、大学生さいごの夏休みに「アメリカの大学生、自作装置で宇宙と地球を撮影する」というニュースを目にします。それは風船に自作装置とカメラをつけて飛ばしたものでした。このニュースに衝撃を受けた岩谷さんは、自分でも風船を使った宇宙写真をとってみようと思い立ちます。いくつもの試作品は、強い風に流されて空のかなたに消えたり、海に落ちたりと、たくさんの失敗をくり返しますが、11号機でやっと宇宙写真をとることに成功!風船に装置をつけてとった宇宙写真の美しさにおどろかされます。
シルクロードのあかい空
- イザベル・シムレール/文・絵 石津ちひろ/訳
- 岩波書店
たくさんのチョウに出会うため、そして<チョウの王女>の足あとをみつけるため、昆虫学者はシルクロードを旅します。
アポロウスバシロチョウ、ウラジャノメ、モンキチョウ……うつくしいチョウとともに進めば、シルクロードの歴史と人々のいとなみが目の前に広がる――。
みなさんもページをめくり、シルクロードの空を見上げてみませんか?