としょかんだいすき(小学校中・高学年)
寒い冬、そんなときは読書がぴったり!
- 掲載日:2024年2月1日
コロキパラン 春を待つ公園で
- たかどのほうこ/作
- 網中いづる/絵
- のら書店
コロキパラン……キロラポン……魔法(まほう)のようにきれいなオルゴールの調べが、時おりながれてくる冬のおわりの公園で、バレンタインチョコのカードにそえる似顔絵(にがおえ)を描(か)くことになったわたし。
まるでオルゴールの音色につられるように、お客さんはどんどん増(ふ)えていきます。がっかりさせないようにと不安(ふあん)におもっていたけれど、だんだんそんな気持ちは、うすれていきました。
あれ?似顔絵の行列には、ふしぎな子どもたちも並(なら)びはじめました。
チョコレートのおみやげ
- 岡田淳/文
- 植田真/絵
- BL出版
お休みの日に、わたしは、みこおばさんと港の公園にでかけました。ベンチにすわって、途中(とちゅう)で買ったチョコレートを食べました。赤や緑や青色の紙でつつまれたチョコレート。そっと紙をはがして、ふたりいっしょに口の中へいれると、チョコレートはゆっくりとけていきました。
みこおばさんは「時間がとけていくみたい」そう言って、ふいに風船売りとニワトリがでてくるお話を語り始めました。
チョコレートをひとつずつ食べながら、ゆっくりと物語が進んでいきます。
つながるいのち うみ・もり・ひとの物語
- 松本紀生/著
- 教育出版
自分が生まれたアラスカの川に帰ってくるサケ。冬眠(とうみん)のために1日に約(やく)10キロのサケを食べるクマ。クマの食べ残(のこ)しをエサにする他の生き物たち。その生き物たちのフンが植物の肥料(ひりょう)になり、アラスカの森は豊(ゆた)かになります。今度は森が生き物たちに恩返(おんがえ)しします。森は動物たちに生きる場所やきれいな水、草や植物などのエサを与(あた)えます。
人間も自然(しぜん)からたくさんのものを与えてもらっています。では、人間は自然に何をしてあげていると思いますか?ひとりひとりにできることは何か、じっくりと考えてみたくなる本です。