としょかんだいすき(小学校中・高学年)
春を見つけに行こう!
- 掲載日:2024年3月1日
青いつばさ
- シェフ・アールツ/作
- 長山さき/訳
- 徳間書店
大切な人を思いうかべてください。だれかがその人とあなたを引き離(はな)そうとしたら、どうしますか?
11歳(さい)のジョシュには、16歳の兄ヤードランがいます。ヤードランの心は小さな子どものようで、ジョシュがいつも守ってあげなくてはなりませんが、かけがえのない大好(だいす)きなお兄ちゃんです。
ある日、思わぬ事故(じこ)でヤードランがジョシュに大けがをさせてしまい、大人たちはヤードランを施設(しせつ)に入れようとします。離れたくない兄弟はトラクターで家を飛(と)び出しました。二人で世話した鶴(つる)の子どもをつれて……。
本おじさんのまちかど図書館
- ウマ・クリシュナズワミ―/作
- 長友恵子/訳
- 川原瑞丸/絵
- フレーベル館
インドに住むヤズミンは、1日1さつの本を読むほど、本が大好(だいす)きな女の子。
本おじさんがやっているまちかど図書館では、その人にぴったりの本をおじさんが選(えら)んでくれる。
そんなある日、市からおじさんに手紙がとどいた。図書館を続(つづ)けるのなら許可証(きょかしょう)が必要(ひつよう)で、お金もかかるという。
そこで市長を決める選挙(せんきょ)が近いことを知ったヤズミンは、おじさんがすすめてくれたインドの昔話を参考(さんこう)にある大きな計画を思いつく。
ヤズミンの計画で、まちかど図書館は続けることができるのでしょうか。
7年目のランドセル ランドセルは海を越えて、アフガニスタンで始まる新学期
- 内堀タケシ/写真・文
- 国土社
日本の子どもたちが、1年生から6年生まで使ったランドセル。卒業(そつぎょう)して役目を終えてから、海を越(こ)えて、アフガニスタンの子どもたちの手に渡(わた)り、7年目の新学期をむかえます。
アフガニスタンでは今日も戦闘(せんとう)やテロが続(つづ)き、落ち着かない生活の中で、子どもたちは勉強をしています。日本からとどいたランドセルを手にしてよろこぶ子どもたちの笑顔(えがお)から、平和の大切さや、学校へ通う機会(きかい)の大切さなどを考えることができる本です。