としょかんだいすき(小学校中・高学年)
さむい日は、あたたかい部屋で本を読もう!
- 掲載日:2025年2月1日
まぼろしの巨大クラゲをさがして
- クロエ・サベージ/作 よしいかずみ/訳
- BL出版
モーリー博士(はかせ)は、まだだれも見たことがないという巨大(きょだい)クラゲのうわさをきいて、すっかり夢中(むちゅう)です。ねてもさめても、ずっとクラゲのことが頭からはなれません。
そこで、何年もかけて準備(じゅんび)をして、隊員(たいいん)たちといっしょに、北極海(ほっきょくかい)に冒険(ぼうけん)にでかけることにしました。毎日がんばって調査(ちょうさ)をしますが、なかなか見つかりません。
はたして、まぼろしの巨大クラゲを見つけることはできるのでしょうか。さあ、あなたもいっしょに、さがしてみませんか。
机の下のウサキチ
- 岡田淳/作
- 偕成社
おじいちゃんの家で、ひとりでるすばんをしていた小学生の一平(いっぺい)。おじいちゃんの書斎(しょさい)にある、古い机(つくえ)の下にもぐりこむと、トンネルがつづいていました。入ると、目の前に草原がひろがっていました。
そこで、巨大(きょだい)なウサギにであいました。なまえはウサキチ。なぜか一平をキョチとよびました。ここはキョチの国で、キョチをずっとまっていたと、ウサキチはいいました。ウサキチがなくした、はねる力をとりもどすため、ふたりは、さいはて山(やま)へ旅にでます。
ひき石と24丁のとうふ
- 大西暢夫/著
- アリス館
岩手県の山の中にある、1軒(けん)の豆腐店(とうふてん)。90歳(さい)をこえる小山田(おやまだ)ミナさんは、ここで何時間もかけて豆腐を作っている。
「ひき石」とは、大豆を挽(ひ)く「石臼(いしうす)」のこと。目があまり見えないミナさんは、音と力加減(ちからかげん)で大豆を挽く。挽いた大豆と湯を火にかけ、煮(に)立たせた大豆をさらしで搾(しぼ)り出し、その後いくつかの作業を経(へ)て24丁の豆腐ができあがる。
みんなに助けてもらった恩返(おんがえ)しに豆腐店を始めたというミナさん。手間をかけ、今日も豆腐を作り続(つづ)ける。