としょかんだいすき(小学校中・高学年)
出会い
- 掲載日:2025年3月28日
『このすばらしきスナーグの国』
- E.A.ワイク=スミス/原作 ヴェロニカ・コッサンテリ/作 野口絵美/訳
- 徳間書店
ピップとフローラは親のいない子どもたちのための〈サニーベイ子どもの家〉で暮(く)らしています。ある日、二人は規則(きそく)を破(やぶ)った罰(ばつ)にお使いを命じられます。その帰り、紫(むらさき)色の服の女の人にフローラがさらわれそうになります。
森の中を逃(に)げているうちに特別(とくべつ)なイチイの木のすきまの中に入り、二人は別世界(べっせかい)へと足をふみ入れてしまいます。そこではシナモンの香(かお)りのするクマやおそろしいボヨボヨ、陽気なスナーグたちなどたくさんの出会いが待っていました。二人の冒険(ぼうけん)が始まります。
『恐竜博物館のひみつ』
- 別司芳子/作 ながおかえつこ/絵
- 文研出版
ある夜、恐竜(きょうりゅう)博物館(はくぶつかん)の新米研究員のぼくは、何かにつまずいた。それは展示(てんじ)されていたカメの化石で、ぼくに話しかけてきた。長老(ちょうろう)と呼(よ)び名をつけたそのカメから、足りない甲羅(こうら)を見つけるという頼(たの)みごとをされる。さらに、夜になると動き出すようになった、他の恐竜たちからのお願(ねが)いにこたえたりしていた。そして、博物館によく見学にくる小学生博文(ひろふみ)と出会ったぼくは、交流を深めていくが…
『シロツメクサはともだち』
- 鈴木純/著
- ブロンズ新社
公園やお庭に咲(さ)いている、白くてかわいい春の花、シロツメクサ。
私(わたし)たちはこの花について、本当によく知っているでしょうか?
クローバーとも呼(よ)ばれています。でもあの白いまあるい花が、実は20~100個(こ)の小さな花が集まって、あの丸い形になっている事は知っていますか?
この本では、シロツメクサ自身が、種について、葉っぱについて、根っこについて…ともだちに話しかけるように教えてくれます。
シロツメクサの詳(くわ)しい生態(せいたい)を知るたびに、このかわいい花がもっと身近に、もっと好(す)きになっていることでしょう。