としょかんだいすき(小学校中・高学年)

友だちって、大切だ。

  • 掲載日:2025年2月28日

風花、推してまいる!

  • 黒川裕子/作 タカハシノブユキ/絵
  • 岩崎書店

 ナリこと6年生の成里(なりさと)のモットーは「無事(ぶじ)・無難(ぶなん)・無風(むふう)」の三ナシ。ある日、地元川越(かわごえ)で〈劇団風花〉(げきだんかざばな)の大衆演劇(たいしゅうえんげき)を観(み)て、同じ年ごろの役者「むらさき」の姿(すがた)に目をはなせなくなる。
 最初(さいしょ)で最後(さいご)の大衆演劇のはずが、ナリのクラスにむらさきこと紫寿(しのぶ)が転校してきた。初(はじ)めは紫寿を避(さ)けていたが、〈劇団風花〉とむらさきを推すと決めたナリ。ナリと紫寿、クラスメートの三好(みよし)の友情(ゆうじょう)を応援(おうえん)したくなる一冊(さつ)です。

ほんとにともだち?

  • 如月かずさ/作 高橋和枝/絵
  • 小峰書店

 友だちって何だろう?
 くまのまあくんには、友だちのたぬきのたんくんがいます。けれどいっしょに遊んでいても、しゃべったり、わらったりすることはありません。
 ある日、まあくんはおねえちゃんに聞かれた一言で、たんくんとほんとに友だちなのか、考えるようになります。いままでそんなことを気にしたことありませんでした。気にすればするほど、まあくんはたんくんに「あそぼう」が言えなくなってしまいます。
 二人はまた遊べるようになるのでしょうか。

せかいのあいさつ  せかいの「あそぼう」 

  • こがようこ/文 下田昌克/絵   岡本啓史/監修
  • 童心社

 友だちに「あそぼう」と声をかけるとき。だれと、どこで、何をして遊ぼうかなと考えるとき。とってもわくわくしますね。
 この地球のどこかでは、ほかの国の子どもたちも、あなたと同じように、だれかに「あそぼう」と声をかけています。さあ、それはどんな言葉で、どんな遊びでしょうか。
 この本を読むと、さまざまな国の「あそぼう」の言葉と、その国の遊びを知ることができます。遠い遠い場所に住んでいる子でも、楽しい遊びにわくわくする気持ちはみんな同じ。いっしょに遊んだら、きっと友だちになれるはず!