としょかんだいすき(小学校中・高学年)
春、まっさかり
- 掲載日:2022年5月1日
100さいの森
- 松岡達英/著
- 講談社
「どうしてこんなに大きな森が東京のまんなかにあるのかな」と、3羽のヤマガラがおしゃべりをしています。ヤマガラがとんでいる明治神宮の森は、100年前に全国各地からはこばれてきた木でつくられました。この森は、人の手で一本一本、木を植えてできた人工の森なのです。戦争中、まわりが火の海になっても、森は燃えにくかったので、助かりました。
100年たった今、森の中のゆたかな自然によって生かされている植物と生物のようすがよくわかる絵本です。
日本庭園を楽しむ絵本
- 大野八生/作
- あすなろ書房
日本庭園に、行ったことがありますか?近所の公園では、あまり見たことがないものがあります。
すなや石でつくられている庭で、水を一てきも使っていないのに、まるで水が流れているように見える庭があります。日本庭園のだいひょうてきな形の一つで、枯山水と言います。庭のあるお寺では、そうじや手入れも大切なしゅぎょうです。毎日のように手入れをして、美しい庭をつくってきました。絵本には、すなのもようをつくる道具や、もようのかき方も書いてあります。
チイの花たば
- 森絵都/作 たかおゆうこ/絵
- 岩崎書店
チイのゆめは、おばあちゃんみたいなお花やさんになること。おばあちゃんはお客さんにぴったりの花たばをつくる、すてきなお花やさんです。
ある日、チイがおばあちゃんにお花やさんになりたいと言うと、おばあちゃんは「花にためされる日がくる」と言いました。どんなことをためされるのか、チイは気になってしかたがありませんが、おばあちゃんは教えてくれません。
チイは花にみとめてもらえるのでしょうか?春におすすめの本です。