としょかんだいすき(小学校中・高学年)
春風にさそわれて
- 掲載日:2023年4月1日
アリスとふたりのおかしな冒険
- ナターシャ・ファラント/作
- ないとうふみこ/訳
- 佐竹美保/絵
- 徳間書店
アリスは住みなれたさくらんぼ屋敷(やしき)を出て、一人、きしゅく学校へ行かされることになった。列車で同じ学校へ行く少年に、学校のルールを教えてもらえず、ばつを受けることに…。
ケンカしながら、ともだちとはなかよくなっていけたが、どうしてもパパに会いたいアリスは、学校にないしょで、パパからの手紙をたよりに、天国みたいな島にあるお城(しろ)を目指して旅に出る。
ともだちをまきこんで、命がけのハチャメチャな冒険(ぼうけん)旅行が始まっていく。
野鳥のレストラン
- 森下英美子/文
- 新開孝/写真
- 少年写真新聞社
空を飛(と)ぶために野鳥の体は軽くなければなりません。だからいつもお腹(なか)はペコペコです。そんな野鳥は何を食べているのでしょう。木の上や草むら、水辺(みずべ)や街(まち)中、あちこちで開店する野鳥のレストランをうつした写真で、その答えを探(さが)してみましょう。
ところで、みなさんはモズの「はやにえ」を知っていますか?モズは食べ物がなくなった時のために、木の枝(えだ)などにえものをさしておくのです。ちょっとこわいけれど、そんな写真ものっています。
コヨーテのはなし
- リー・ペック/作
- ヴァージニア・リー・バートン/絵
- 安藤紀子/訳
- 徳間書店
この本は、アメリカ南西部の先住民(せんじゅうみん)のあいだで語りつがれてきた、コヨーテという動物のおはなしをまとめています。コヨーテは、見た目はオオカミに似(に)ていますが、オオカミより体は小さく、ほかの大きくて強い動物がぜつめつしていくなか、頭を使って、きびしい環境(かんきょう)をたくましく生きぬいてきました。
コヨーテが動物たちと協力(きょうりょく)したり、だまされたり、すくわれたりすることが、まるで私(わたし)たち人間の身近にあることのようで、コヨーテを応援(おうえん)したくなります。