おすすめの本
再会!子どもの頃に読んだあの本の作家(6月)
- 掲載日:2024年6月15日
子どもの頃大好きだったあの本。
あの本もこの本も同じ作家の作品かもしれません。
大人になった今、子どもの頃に読んだ児童文学作家と再会をしてみませんか。
彼の名はウォルター
- エミリー・ロッダ/著 さくまゆみこ/訳
- あすなろ書房
- 2022年1月
この本の著者は、『デルトラクエスト』などの人気シリーズを生み出したエミリー・ロッダです。この名前に見覚えがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
あの頃読んだものとは一味違う、大人の私たちにも読み応えのある物語です。
エミリー・ロッダの作品に夢中になっていた方には、「やっぱりおもしろい!」と感じていただき、初めて読む方にも、大満足していただけるのではないかと思います。
コリンたち生徒四名と先生が、悪天候に見舞われ避難した古い屋敷で、1冊の本を見つけたことから物語は始まります。
その本は、だれかがこの真実の物語を発見するのを待っていたのです。
ちいさな世界
せなけいこ詩画集
- せなけいこ/詩・絵
- ポプラ社
- 2022年3月
『ねないこだれだ』や『おばけのてんぷら』で大人気のせなけいこさん。わたしも小さい頃から読んできました。
本書はかわいくて楽しい詩と、素敵な貼り絵が楽しめます。
三月の風を感じながら走ったり、遊びに行こうとしていたのに雨が降って困ったり、ママに呼ばれてもまだふとんにいたい冬の朝だったり、子どもの頃の気持ちを思い出して懐かしくなるものばかりです。
せなさんは、小さなノートを持ち歩き、頭に浮かんだ詩を書いたそうです。
その詩のノートからは、子どものような感性を持ったせなさんの頭の中を覗けます。
こそあどの森のおとなたちが子どもだったころ
- 岡田淳/作
- 理論社
- 2021年5月
この森でもなければ その森でもない あの森でもなければ どの森でもない こそあどの森・・・
内気な主人公スキッパーが、森の住人たちと関わっていくうちに成長していくこそあどの森シリーズ。
1994年に刊行され、当時小学校の図書室で読んだ子ども達もスキッパーのように大人になっているのではないでしょうか。
おとなたちにも、子どもの頃があったんだと気づいたスキッパーとふたごの女の子は、住人たちに子どもの頃の話を聞いて回ります。
なんだか懐かしい気持ちになる短編集です。