おすすめの本
ココロとカラダと向き合う時間を
- 掲載日:2021年5月15日
この春から、進学・就職・転勤などで、新しい環境へ一歩踏み出した方も多いのではないでしょうか。慣れない環境やリズムの変化に気を張って、カラダはそろそろ休息を求めているかもしれませんよ。
緊張を味方につける脳科学
- 茂木健一郎/著
- 河出書房新社
- 2021年2月
ここぞという大事な場面で、緊張のあまり、力を発揮できなかったという経験は、誰にでもあるはずです。緊張は、ネガティブなものとして捉えられることが多いですが、実は脳科学的には、変化の時に現れるもので、結果に関係なく成長の機会となります。
緊張とうまく付き合うには、感情の中枢である扁桃体と、司令塔である前頭葉の二つのバランスを保つことが重要です。例えば、日々小さなことでも“初めて”に挑戦し続け、扁桃体と前頭葉をしっかり働かせる訓練をすることで、何にでも効率よく対応できる基本回路が作られるのだそうです。
他にも、様々な著名人やアスリートのエピソードも紹介されています。大舞台を経験するアスリートたちの姿は、集中力を高めて緊張を楽しんでいるように見えたりします。いったいどのように緊張と向き合っているのでしょうか。その道のりには、ありとあらゆることをやり尽くし、厳しい訓練を乗り越えた地道な努力の積み重ねがあり、本当に想像を絶する世界だと感じました。
変化の激しい世の中で、思ってもみないような事態に遭遇してしまうことは多々あるでしょう。私自身も、日々あたふたしていることに嫌気がさしていましたが、あたふたする=学びがあるということが理解でき、緊張を前向きに受け入れられるようになった気がします。「あ~疲れた」と感じることは、しっかり脳を働かせている証拠かもしれません。“毎日コツコツ”が、きっとあなたの素敵な未来に繋がっているはずです。
多肉植物&コーデックスGuideBook
- 主婦の友社/編
- 主婦の友社
- 2019年2月
みなさんのリラックスできる時間は、どんな時ですか?
適度な運動をしたり、好きな音楽を聴いたり、香りや植物など好きなものに囲まれて、居心地の良い環境を作るのもいいですね。
数多くある植物の中でも、初めて見るようなユニークな形と生命力あふれる姿に元気をもらえる一冊を紹介します。
コーデックスとは、塊根植物・塊茎植物と呼ばれるものの総称で、アフリカ南部やマダガスカルなどの乾燥地帯が原産の植物です。まるまるぷっくりした根や茎の中には、水分や養分を蓄えて、日本とは全く違う厳しい環境で自生しています。本の中には、その逞しく自生する姿や、様々な種類の写真、日本で育てるための季節ごとの栽培方法などが載っていて、図鑑のようにも楽しめますよ。
忙しさから離れて、好きなことに没頭する時間も大切ですね。みなさんも、自分時間を充実させてみませんか?
二十四節気のお味噌汁
- 山田奈美/著
- WAVE出版
- 2020年10月
免疫力アップなどの様々な効能で注目される発酵食品。
日本には、味噌や醤油、納豆、漬物など数えきれないほどの発酵食品があり、昔から親しまれてきました。
中でも、お味噌汁は一日一杯は飲むという方も多いのではないでしょうか。疲れすぎて料理なんてしたくない時も、作り方はシンプルで、季節の食材と上手に合わせることで栄養も豊富になり、バリエーションも広がります。ベーコンや芽キャベツ、セロリやラディッシュなど、今まで思いつかなかった食材の組み合わせで、我が家のお味噌汁も脱マンネリです!
まずは疲れた体を整えて元気にすること、体が元気を取り戻すと、自然と明日からの活力がわいてくるかも。