おすすめの本
誕生~うまれる~(2月)
- 掲載日:2022年2月15日
尾久図書館は令和4年2月20日で開館1周年を迎えます。
尾久図書館の新しい誕生日にちなんで、“誕生”にまつわる3冊をご紹介します。
366日の誕生鳥辞典
- 小宮輝之/著
- いろは出版
- 2021年10月
誕生石や誕生花のように1月1日から12月31日まで誕生鳥が選定されており、その鳥についての情報が掲載されています。
私のオススメは、キジオライチョウです。鳥と言えば独特の求愛行動で知られていますが、その中でもユニークなのがキジオライチョウの雄で、胸元の2つの膨らみを揺さぶり、雌にアピールします。その堂々たる姿を是非一度、目にしてください。
とにかく、一羽一羽の鳥のイラストがうっとりするほど愛らしく就寝前にめくれば穏やかな気持ちで眠りにつけそうな一冊です。
江戸の町(上) 巨大都市の誕生
- 内藤昌/著
- 草思社
- 2010年10月
パリやロンドンより巨大だった江戸の町。
この町がどのような計画に基づいて、実際にどのように建設されたかをイラストと文でつづった本です。
町の外側に位置する丘や谷や川などの自然の地形を生かして「の」の字状に堀を伸ばすという、「の」の字型拡張計画は、土木技術を駆使すれば、無限に江戸の町を広げることができる特異な都市計画です。
この計画によって江戸が天下一の都市になっていく様子が描かれています。
胎児のはなし
- 増﨑英明/著 最相葉月/著
- ミシマ社
- 2019年2月
人類の歴史の中で、長らく神秘のベールに包まれていた胎児という存在。近年、胎児医療や生殖医療の世界でその姿が明らかにされつつある。
にも拘らず本書を読み進めていくと、人の誕生ほど謎に満ちた世界はないと思わせてしまうほど、まだまだ解明されていないことの多い胎児の世界。
お腹の中で笑ったり泣いたり夢を見たりしているという赤ちゃんは、何を思って生まれてくるのだろう?ずっと昔になくしてしまった胎内記憶を思わず探りたくなる1冊。