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最新技術の結晶!新紙幣(8月)
- 掲載日:2024年8月15日
2024年7月3日、20年ぶりに日本紙幣が新しいデザインに改刷されました。
偽造防止対策で高精細なすき入れ模様や3Dホログラム、ユニバーサルデザインとして識別マークや深凹版印刷などを採用し、目の不自由な方や外国人にもわかりやすい工夫が凝らされています。
新紙幣に関する本をご紹介します。
紙幣の日本史
- 加来耕三/著
- KADOKAWA
- 2019年9月
- 書影は日外アソシエーツ社BOOKデータASPより転載
日本経済の礎を築いた渋沢栄一、津田塾大を創設した津田梅子、「近代日本医学の父」と呼ばれる細菌学者の北里柴三郎の3人が新しい紙幣の顔となりました。
日本ではじめて紙幣が発行された明治以降、様々な偉人が肖像に選ばれてきました。
新一万円札の顔、実業家の渋沢栄一は、昭和38年発行時千円札の候補になったものの、当時偽造が困難とされた伊藤博文の髭に破れたと言われています。
時代背景を踏まえつつ、肖像に採用された偉人を簡潔に知ることのできる伝記本です。
渋沢栄一の足跡をたどる旅
- 「渋沢栄一の足跡をたどる旅」製作委員会/著
- 東京ニュース通信社
- 2021年1月
- 書影は日外アソシエーツ社BOOKデータASPより転載
新一万円札の顔となった渋沢栄一は、日本初の銀行や多くの企業の設立に関わっていました。また、大学の設立や日本赤十字社の創設など教育、福祉の発展にも尽力しました。
こうした数々の功績を残した渋沢栄一は日本各地にゆかりの地があります。
本書では若き日、官僚時代、実業家時代、教育・福祉・外交と4つの章に分け、栄一の足跡をたどっていきます。本書片手に栄一巡りをしたくなる一冊です。
北斎への招待
©BBM
- 朝日新聞出版/編 内藤正人/監修
- 朝日新聞出版
- 2017年10月
- 書影は日外アソシエーツ社BOOKデータASPより転載
新千円札の裏面のデザインには、グレートウェーブと海外でも人気の葛飾北斎「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」が使用されています。
お札のデザインに作品が使われる葛飾北斎とはどんな人物なのでしょうか。他にはどんな作品があるのでしょうか。
本書では北斎が海外の芸術家に与えた影響、富士山へのこだわり、北斎の人となりなど、知識ゼロでも豊富な図版で北斎の作品を楽しみながら北斎自身についても理解を深められる入門書になっています。