おすすめの本
ハロウィンがやってくる(10月)
- 掲載日:2024年10月15日
秋の行事のひとつとしてハロウィンを楽しむ人も多くなってきたのではないでしょうか。
特に仮装は子どもや若者には定着したイベントになっていますね。そんなハロウィンにまつわる本を集めてご紹介します。
ジャパニーズハロウィンの謎 若者はなぜ渋谷だけで馬鹿騒ぎするのか?
- 松井剛/編 一橋大学商学部松井ゼミ15期生/著
- 星海社
- 講談社(発売)
- 2019年9月
日本でもイベントとして、定着しつつあるハロウィン。渋谷での大騒ぎは毎年ニュースになっている。
しかし、池袋や川崎でハロウィンイベントが行われている(いた)のは、意外と知られていないのではないか。
池袋ではコスプレがメインのコスプレーヤーのイベント、川崎では親子で楽しめるもの(残念ながら2021年に幕を閉じた。)と、渋谷のハロウィンとは一線を画している。コロナ禍前ではあるが、一橋大学商学部のゼミ生が、現地調査と分析を行ったのがこの本である。
日本のハロウィンの現状が垣間見える1冊だ。
魔女のまなざし
- 角野栄子/著
- 白泉社
- 2024年4月
まるで魔法みたいにワクワクする物語をたくさん生み出している角野栄子さん。魔女が出てくるお話を書いているうちに魔女について聞かれることが多くなったという角野さんのもとには世界中の魔女グッズや魔女についての話が集まってくるようになりました。物語の中の魔女や外国で出会った魔女の話、魔女が使う薬草や食べ物など、その話題は多岐に渡り、読んでいるとすぐそばに魔女がいるのかも…とドキドキさせられます。
ハロウィンは不思議な世界とこちらの世界がつながるもの。この機会にあなたも魔女の暮らしに触れてみませんか?
ハロウィーン・パーティ
©BBM
- アガサ・クリスティー/著 山本やよい/訳
- 早川書房
- 2023年8月
ハロウィーンが近づいてきました。この時期に読みたいミステリーを紹介します。
楽しいハロウィーン・パーティで、13歳の少女が遺体で発見されました。少女は死の直前、子供の頃に殺人を見たと得意そうに話していましたが、口封じのために殺されたのでしょうか。名探偵エルキュール・ポアロが事件解決に乗り出します。
小説の中には、占いやアップルボビング(水を張った桶のリンゴを口だけで取り出す)といったハロウィーンのパーティゲームも登場します。イギリスのハロウィーンの一端を垣間見ながら、スリリングな小説で秋の夜長をぜひお楽しみください。